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”【อนุทิน】เผย สงกรานต์ปีนี้ งดสาดน้ำ รอปีหน้า แค่รดน้ำผู้ใหญ่ในบ้านก็พอ”
- 【อนุทิน】=アヌティン(タイ副首相)
- เผย=明らかにする
- สงกรานต์=ソンクラーン
- ปีนี้=今年
- งด=禁止
- สาดน้ำ=水かけ
- แค่รดน้ำ=水を注ぐ
- ก็พอ=で十分
“อนุทิน” เผย สงกรานต์ปีนี้ งดสาดน้ำ รอปีหน้า ขณะกรมควบคุมโรค เตือน ระวังไข้เลือดออกปีนี้มาแรงแค่ 3 เดือนแรก ตายแล้ว 3 ราย ขณะ “ญี่ปุ่น-ยูนิเซฟ” มอบอุปกรณ์เก็บและขนส่งวัคซีนโควิด-19 รณรงค์ผู้สูงอายุ มาฉีดวัคซีนเพื่อผ่านพ้นสงกรานต์ด้วยดี
- กรมควบคุมโรค=疾病管理局
- เตือน=警告する
- ระวัง=注意する
- ไข้เลือดออก=デング熱
- ขณะ=一方で
- “ญี่ปุ่น-ยูนิเซฟ”=日本ユニセフ
- มอบ=提供する、申し出
- อุปกรณ=装置
- วัคซีนโควิด-19=Covid-19ワクチン
- รณรงค์=キャンペーン、運動
- ผู้สูงอายุ=高齢者
- ฉีดวัคซีน=ワクチン接種
- ผ่านพ้น=乗り越える
- ด้วยดี=無事に
疾病管理局は最初の3か月で3人が亡くなった今年のデング熱を警戒。一方で「日本 – ユニセフ」からのCovid-19ワクチンの保管・輸送機器の提供があり、高齢者へのワクチン接種の促進でソンクラーンを無事に乗り越える。
今回の記事(2022年3月21日 Thairath)は、タイの副首相兼公衆衛生大臣であるアヌティン氏が今年のソンクラーンでは水かけは無しとする発表し、デング熱への警戒および高齢者へのブースト接種を進めてソンクラーンを無事に乗り越えたいとの発表がありました。
日本政府とユニセフからの協力
タイの副首相兼公衆衛生大臣であるアヌティン氏(นายอนุทิน ชาญวีรกูล)は、駐タイ特命全権大大使「梨田和也氏」による日本政府からとタイユニセフのダイレクター「キム・キョソン夫人」によるユニセフから以下の提供があったと伝えています。
【提供された ワクチンを保管および輸送するための機器】
- クーラーボックス(หีบเย็น)1,720個
- ワクチン用容器(กระติกวัคซีน)1,000個
- 連続温度測定・記録装置(ออุปกรณ์วัดและบันทึกอุณหภูมิอย่างต่อเนื่อง)1,000個
2500万バーツ(約750,000ドル)相当
”Last One Mile Support”プロジェクト
この”Last One Mile Support”プロジェクトは、タイ政府が進める特にタイの遠隔地に住む人々へワクチンを届けるためのプロジェクトで、今回の日本政府・ユニセフからの支援はこのプロジェクトに対するものです。
現在遠隔地で高齢者・寝たきりの患者などワクチン接種をしていない人々が210万人いるとされおり、ソンクラーンまで後3週間の間にワクチン接種の進めたいとしています。
今年ソンクラーンの「水かけ」は無し
アヌティン氏は危険度の高い地域には行かないよう注意していますが、ソンクラーン期間中の帰省は問題なしとしていますが、今年も「水かけ」は無しとし、来年を待つように発表しています。
家で伝統的な年長者への水を注ぐだけとし、政府としてはワクチン接種と治療薬の確保を進めていくとしています。
【ニュース深堀り】
高齢者へのワクチン接種の状況
2022年3月21日の公衆衛生省の発表(関連記事)では、60歳以上の高齢者のワクチン接種率は2回目が72%、3回目が33%とし、ソンクラーン前までに3回目の接種を70%に上げる目標を掲げています。
2022年1月1日~3月19日までにCovid-19にる死亡者は2,464人おり、その57%はワクチン未接種で、31%が3か月の間に2回目のワクチン接種をしていたことが分かっています。死亡者についての情報は以下の通りで、高齢者が多いことが分かります。
- 死亡者の平均年齢は73歳(最年少3か月、最年長107歳)
- 先天性疾患者 2,135人
(最も多いのが高血圧、続いて糖尿病、高脂血症、慢性腎臓病、癌、肥満、慢性閉塞性肺疾患)
公衆衛生省のワーキンググループの2022年1・2月の調査結果から、2回のワクチン接種では不十分とし、3回目のワクチン接種で感染の45~68%、4回目の接種で82%を防ぐことが出来るとしています。
また感染後の重症化についても2回目の接種は85~93%、3回目では98%防ぐことができるとしています。
「デング熱」流行の兆し
2022年の最初の2か月間で3人が「デング熱」(ไข้เลือดออก)で亡くなっています。2022年1月1日から2月9日までの「デング熱」の感染者は305人と発表されており、感染の多い年齢層は5~14歳、続いて15歳~24歳となり若い年齢層で多くなっています。
疾病管理局長官のオパス博士(นพ.โอภาส การย์กวินพงศ์ )は昨年2021年の死亡者が6人であったことを伝え、今年は特に注意しなければならいとしています。
*感染の媒体となる蚊は毎年ソンクラーンの後に大量に発生しますが、今年は時期的に早めに雨が降っており、蚊の発生が早まり、現在でも注意が必要です。
【デング熱で飲んではいけない薬】
亡くなった3人はCovid-19にも感染しており、それぞれ薬局で市販されている「アスピリン」などのNSグループ薬(非ステロイド性抗炎症薬)を服用したため、その影響で胃腸からの出血があり死亡しています。
公衆衛生省は解熱のためには「パラセタモール」を使用するように説明しています。
*2022年の「デング熱」については以下関連リンクでも解説しています。https://newsdethaigo.com/news/health/1510/
まとめ、感想
今回アヌティン副首相兼公衆衛生大臣からソンクラーンでの「水かけ」は禁止と発表があり、以前の記事でもお伝えしているように、無事にソンクラーンを乗り切るために高齢者へのワクチン接種を進めてリスクを取り除くことに専念するとのことです。
Covid-19に加えて今年は「デング熱」の感染のリスクも高まっています。高熱となるところなどCovid-19の症状に似ているため、ATKは陰性でも高熱が続くようであれば「デング熱」を疑い、病院での診断を行ってください。
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