【特集】「タイ大麻解禁」大麻飲料3種飲み比べ 正しい飲み方と成分について

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【特集】「タイ大麻解禁」大麻飲料3種飲み比べ 正しい飲み方と成分について

以下3種の大麻飲料はタイのコンビニエンスストアで通常販売されているもので、それぞれの味・成分や摂取時の注意について紹介します。

1.ヤンヒー「CANABIS WATER BITAMIN B12」

2.スリナパポーン公社 「FRUIT JUICE with CANABIS WATER Lime Flavor」

3.ライフスター「CAMU C+」

大麻飲料を紹介する前に、知っておく必要のある「1.タイ大麻解禁について」と「2.大麻の種類と成分について」を解説します。

1.タイ大麻解禁について

タイでは2022年6月9日より大麻解禁となり、家庭での栽培・所持・販売などが可能となりました。

ただし、大麻からの抽出物であるTHCの含有量が0.2%を超えるものは引き続き取り扱いは違法となり、取り扱う場合はタイ食品医薬品局(FDA)の承認が必要となります。

「【マリファナ - ヘンプ】栽培通知の3ステップを紹介 【大麻栽培】アプリを利用 」 有識者が大麻使用の危険性、法整備の遅れを指摘。大麻犯罪者も釈放!? แนะ 3 ขั้นตอนจดแจ้งปลูก "กัญชา-กัญชง" ผ่านแอปพลิเคชัน "ปลูกกัญ"
「タイ」FDAは人々が【マリファナ - ヘンプ】の植栽を通知するためのアプリとウェブサイト「大麻栽培」を公開しました。たった3ステップで簡単です。有識者が大麻使用の危険性、法整備の遅れを指摘。

実際は2021年2月より大麻の一部は麻薬法第5種から除外する決定がされており、FDAの認可があれば医療・医薬品・健康食品・化粧品などへ利用があれば可能で、大麻を使用したそれらの商品は以前より販売されていました。

「6月9日 マリファナ解禁 何ができる? 公共の場で大麻の喫煙ができるのか?」タイとうとう大麻解禁。大麻について正しく理解して正しい対処を。 "ปลดล็อกกัญชา 9 มิ.ย.นี้ ทำอะไรได้แค่ไหน สายเขียวปุ๊นในที่สาธารณะได้หรือไม่"
【タイ】法律でマリファナの所持や違法でないあらゆる使用が解禁。麻薬予防・抑制センター所長、タイ王立警察(タイ国家安全保障会議長)は全国の捜査官に大麻の罪で逮捕状の出された部分の訴えを取り下げ・逮捕状の撤回を命じる。使用時の危険性について。

2.大麻の種類と成分について

大麻」植物には大きく以下の2つの種類ががあります。

「ヘンプ」タイ語:กัญชง ガンチョン
「マリファナ」タイ語:กัญชา ガンチャー

それぞれに含まれる成分には以下の違いがあります。

「ヘンプ」  :植物に含まれる THC」が1%未満CBD」が2%以上
「マリファナ」:植物に含まれる THC」が1%以上CBD」が2%以下

「THC」「CBD」は以下の作業・効果があります。

*「THC」テトラヒドロカンナビノール):精神作用あり。気分、記憶、感情に影響を与え、リラックスした気分、陶酔感、食欲を感じさせ、吐き気を軽減する

*「CBD」カンナビジオール):精神作用なし。痛み・炎症を抑え、けいれんを減らし、不安を軽減する効果あり

【画像:大麻であるヘンプとマリファナの特徴の違い】
Hemp Marijuana
【画像引用:https://sciplanet.org/content/8707】

*「ヘンプ」「マリファナ」の植物の特徴については以下を参考にして下さい

「今年【6月9日】大麻のロック解除  100万本を配布」タイ政府ではなく個人の発言?「ヘンプ」「マリファナ」の違いをまとめ “9 มิ.ย.” นี้ ปลดล็อคกัญชา แจก 1 ล้านต้น
【タイ】公衆衛生大臣アヌティン・チャーンウィーラクーン氏は自身のページで、6月9日以降にプームジャイタイ党の「大麻政策」で 人々の間で大麻栽培、大麻使用を可能とすることを確認し、国の条件に従って大麻100万本を配布を含むメッセージを投稿。

3.大麻飲料の注意書きについて

大麻飲料3種すべてに共通の注意書きが書かれており、その内容は以下の通りです。

・子供・妊婦・授乳中の女性は飲んではいけない
・異常な症状がでたら飲まない
・THC,CBDにアレルギーのある人は飲まない
・眠気を引き起こすので車の運転・機械操作はしない
・THC1.6mg以下を含む
・1日2本まで
【画像:ヤンヒー「CANNABIS WATER BITAMIN B12」注意書き

4.大麻飲料3種飲み比べ

*飲み比べはそれぞれ別の日付にて実施しています。なお、筆者は大麻を直接摂取したことが無いため、大麻の味そのものとの比較はしていません。味の感想は個人によるものです。

1.ヤンヒー「CANNABIS WATER BITAMIN B12」

【製品情報】

【栄養成分表示】

総評:3本の中で最も容量も多く、飲みやすい味で水感覚で飲むことができる。カロリー0kcal。ビタミンB12と容量が多いことが売り。ボトルの蓋の部分の取っ手が持ちやすい。

2.スリナパポーン公社「FRUIT JUICE with CANNABIS WATER Lime Flavor」

【製品情報】

【栄養成分表示】

総評:3本の中で最も糖類が多く、カロリーが高い 60Kcal。大麻入りフルーツジュースとして販売されており、ライムのすっぱさを打ち消すかのような強い甘みがあります。

3.ライフスター「CAMU C+」 150ml  

   

【栄養成分表示】

総評:3本の中で最も多くのナトリウムが多く、瓶のサイズの影響か栄養ドリンクコーナーに置かれています。3本の中で味の癖が一番強く、小瓶に関わらず一気に飲めません。ビタミンCが多いことが売り。

5.まとめ・感想

【製品比較】

【栄養成分比較】

今後これらと同様の大麻飲料が発売されると思いますが、概ねこれらとは味の違いはあれど、作用・効果としては同等の注意書きタイ語のみ)がされると思われます。

これら3種について共通しているのは、現在の規制上THC 0.2%以下である以外はCBDの量についても特に規定をしていないため、大麻成分THC・CBDの混入量・割合の表示が一律「1本あたりTHC 1.6mg以下」との表示しかないため、実際の混入度合いが分かりません。

 今後様々な「大麻飲料」「大麻製品」が手に入れることができるようになります。基本的には注意を守り子供・妊婦の方は摂取を禁止し、運転する人が飲むことも控え、用法・容量(1日2本まで)を守って正しく利用する必要があります。
 しかし法整備は遅れており、未成年者の大麻購入や公共の場での大麻の喫煙を制限する法律は現在もありません。今後、未成年者の摂取や過剰摂取などの悪影響を規制するための法規制がされてくると思います。
 まず私たちでできることは「大麻」についての正しい知識と危険性を理解し、注意書きに従い正しい用途・容量での利用をする必要があると思います。

 最後に在タイ日本大使館のホームページで、タイでの2021年2月の大麻に関する規制緩和の際に大麻利用についての注意が掲載されています。日本人がタイで大麻を利用する際の参考にして下さい。

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