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“ปลดล็อกกัญชา 9 มิ.ย.นี้ ทำอะไรได้แค่ไหน สายเขียวปุ๊นในที่สาธารณะได้หรือไม่”
- ปลด=解除する
- ล็อก=Lock
- กัญชา=マリファナ
- 9 มิ.ย.นี้=今年6月9日(มิ.ย.=มิถุนายน=6月)
- ทำอะไรได้แค่ไหน=何ができる?
- สายเขียว=緑の線(*大麻の意味)
- ปุ๊น=煙を吸う
- ในที่สาธารณะ=公共の場で(สาธารณะ=公共)
- ได้หรือไม่=できるかできないか
อ่านรายละเอียด ข้อกฎหมายปลดล็อกกัญชา การครอบครอง หรือมีใช้แบบไหน ไม่มีความผิด ผู้อำนวยการศูนย์อำนวยการป้องกันและปราบปรามยาเสพติด สำนักงานตำรวจแห่งชาติ (ผอ.ศอ.ปส.ตร.) สั่งพนักงานสอบสวนทั่วประเทศ สั่งไม่ฟ้องคดีกัญชา ส่วนที่ออกหมายจับแล้ว-ถอนหมายจับ
- อ่าน=読む
- รายละเอียด=詳細
- ข้อกฎหมาย=法律
- การครอบครอง=所持する
- มีใช้แบบไหน=どんな使い方でも
- ไม่มีความผิด=違法でなく
- ผู้อำนวย=所長
- การศูนย์อำนวยการป้องกันและปราบปรามยาเสพติด=麻薬予防・抑制センター
การป้องกัน=予防、ปราบปราม=抑制、ยาเสพติด=麻薬、薬物 - สำนักงานตำรวจแห่งชาติ=タイ王立警察
- (ผอ.ศอ.ปส.ตร.)=タイ国家安全保障会議長
- สั่ง=命令する
- พนักงานสอบสวน=捜査官
- ทั่วประเทศ=全国
- ฟ้อง=訴える
- คดีกัญชา=大麻の罪
- ส่วนที่=の部分
- หมายจับ=逮捕状
- ถอน=撤回、撤退
詳細を読む 法律でマリファナの所持や違法でないあらゆる使用が解禁されます。麻薬予防・抑制センター所長、タイ王立警察(タイ国家安全保障会議長)は全国の捜査官に大麻の罪で逮捕状の出された部分の訴えを取り下げ・逮捕状の撤回を命じました。
今回の記事(2022年6月8日 Thairath)は、2022年6月9日のタイの大麻解禁についての注意事項と法律改正による麻薬犯罪者の釈放について伝えたという話です。
【画像:Thairathの6月9日大麻解禁について】
【画像引用:https://www.thairath.co.th/news/crime/2413841】
マリファナ解禁について
2022年6月9日よりタイでは麻薬法(第5種)の禁止薬物から大麻(マリファナ、ヘンプ)が除外されます。ただし、大麻からの抽出物にふくまれる テトラヒドロカンナビノール(THC)の含有率が0.2%を超えるものは引き続き禁止薬物として規制されます。
これにより製造・輸入・輸出・所持・販売・消費に関しては犯罪となりません。
マリファナ所持について
2022年6月9日からのマリファナ所持ついての規制変更、注意事項について
- 大麻植物の所持、栽培が可能
*ただし栽培する場合は「大麻栽培」”ปลูกกัญ”アプリからの届け出が必要
– - 医者の処方箋、タイ食品衣料品局(FDA)の許可なしにTHCの含有率が0.2%を超える大麻からの抽出物を利用・販売すること、またタイ国外からの抽出物の輸入は違法
– - 警察が抽出物を発見した場合でも直ちに逮捕・起訴されることはなく、専門家の調査により違法であることが分かった後に起訴
マリファナの喫煙について
2022年6月9日からのマリファナを喫煙(การสูบ)についての規制変更、注意事項について
- マリファナの喫煙は犯罪ではない
– - 公共の場でマリファナを吸うことにより他人の権利を侵害した場合、仏歴2535年 公衆衛生法に基づき犯罪となり、懲役3か月以下、罰金25,000バーツ以下
– - 公共の場でマリファナを吸うことについて、たばこに対する「たばこ製品規制法」のような直接規制する法律はまだ存在しない
公衆衛生省では大麻の喫煙時の臭いなどによる迷惑行為があった場合、苦情の申し立てがあれば利用者に対しての調査、改善のための指導を行います。指導に従わなかった場合に罰則が科せられる仕組みです。
大麻犯罪者は釈放
2022年6月9日の大麻解禁により薬物法違反により有罪となった人が釈放されることが決まっています。
2022年6月8日時点で今回の薬物法(第5種)で有罪となっている人が4,075人の逮捕・起訴が取り消され、その内 他の罪で有罪の1,004人を除いた 3,071人が6月9日に釈放されます。
押収されている大麻について
逮捕時に押収されている大麻が99件分 1億1千万バーツ(約4億2千万円)あると麻薬取締委員会( ป.ป.ส.)より発表されています。
これら押収物でまだ利用可能なものについては所有者へ返却するとし、また状況によりオークションで販売されるそうです。
【ニュース深堀り】
マリファナ使用時の危険性について
2022年6月8日のThairath(関連記事)では、専門家が大量にマリファナを使用することによる影響を懸念しているとし、以下にその危険性を挙げています。
- 身体を劣化、免疫を低下させるため、病気にかかりやすくなる
– - 脳と記憶に障害を引き起こし、統合失調症の患者が使用すると混乱・不安の症状を悪化させる可能性がある
– - 妊婦が大麻を使用した場合、胎児の脳神経、遺伝性の疾患による身体異常を引き起こす可能性がある
まとめ、感想
とうとうタイの大麻解禁の日が来てしまいました。過度な大麻使用を規制・取り締まる法律が整備されていない、国民への危険性の周知が足りていない中のスタートとなりました。
報道では大麻の危険性に関して発信する記事が少なく、大麻の利点やイベント(100万本配賦)などの報道、大麻犯罪者の釈放について大きく取り上げています。
特に「大麻の喫煙」について解禁間近でほとんど記事をみませんでしたが、急に報道されるようになりました。もちろん 喫煙についても織り込み済みだったと思いますが、まるで今まで議論もせずに伏せておいたようにも見えます。
既ににコンビニを始め、多くの場所で大麻入り製品が販売されています。大麻入り飲料については精神作用のあるTHCが1.6mg以下が含まれており、子供・妊婦の摂取禁止や眠気を引き起こすため運転を控えるような注意書きがされています。
大麻入りの飲料・食料を摂取する場合は、以下のTHC、CBDの含有量をしっかり把握して、注意事項に従い摂取する必要がありそうです。
・THC(テトラヒドロカンナビノール):精神作用あり。気分、記憶、感情に影響を与え、リラックスした気分、陶酔感、食欲を感じさせ、吐き気を軽減する
・CBD(カンナビジオール):精神作用なし。痛み・炎症を抑え、けいれんを減らし、不安を軽減する効果あり
今後、状況を見ながら法整備をしていくと思いますが、今回は悪い影響が出る前にしっかり手を打って欲しいところです。
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