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“นับถอยหลัง 1 ก.ค. ปรับโควิด-19 เป็นโรคประจำถิ่น”
- นับถอยหลัง=秒読み、カウントダウン(นับ=数える、ถอยหลัง=後ろに下がる)
- ก.ค.=กรกฎาคม=7月
- ปรับ=調整する
- โรคประจำถิ่น=風土病
คณะกรรมการโรคติดต่อแห่งชาติ มีมติเห็นชอบแผน 4 เดือนปรับโควิด-19 ออกจากโรคระบาด เข้าสู่โรคประจำถิ่น ตั้งแต่วันที่ 1 ก.ค.นี้เป็นต้นไป
- คณะกรรมการโรคติดต่อแห่งชาติ=全国伝染病委員会
- มติ=決議
- เห็นชอบ=承認する
- แผน=計画
- เข้าสู่=入れる
- โรคระบาด=流行病、エピデミック
- โรคประจำถิ่น=風土病、エンデデミック
- นี้เป็นต้นไป=これ以降
全国伝染病委員会は 7月1日以降 Covid-19を「流行病」から「風土病」とする4か月計画の承認を決議しました。
今回の記事(2022年3月9日 ThaiPBS)は、全国伝染病員会が2022年7月1日以降はCovid-19を現在の「流行病」から「風土病」とする4か月計画を承認したという話です。
*「風土病」:特定の地域に昔から多くある病気で、タイではマラリアやデング熱など。
全国伝染病委員会の決議
2022年3月9日にタイの副首相(รองนายกรัฐมนตรี)兼 公衆衛生大臣(รมว.สาธารณสุข)である「アヌティン氏」(นายอนุทิน ชาญวีรกูล)が、全国伝染病委員会会議(第2/2565)において、Covid-19を「風土病」とする基準を承認しました。
【画像:保健省の発表でのアヌティン副首相】
【引用画像:https://news.thaipbs.or.th/content/313473】
公衆衛生省(กระทรวงสาธารณสุข)では2022年7月1日までの4か月の間に基本のガイドラインを設け、そこには病院での治療体制の確保、死亡率の低下、世界保健機関に準拠した治療法、薬の十分な準備などの感染した場合の体制も盛り込まれています。
記者からのCovid-19が「風土病」となった場合にパブ・バー・カラオケは営業できるかという質問に、アヌティン氏は「はい」と答えています。
Covid-19 「風土病」への4か月計画「3プラス1」
公衆衛生省の事務次官である「キャティプーン博士」(นพ.เกียรติภูมิ วงศ์รจิต)は、「3プラス1」(3 บวก 1)と呼ばれる4か月間の計画を発表しました。以下がその概要です。
フェーズ1 “Combatting”(3月12日から4月上旬)
これ以上感染者数が増が増えないようにする
感染と重症化を減らすための対策が講じ、隔離処理も緩和していく
フェーズ2 ”Plateau”(4月から5月)
感染レベルが上昇しないように継続的に減少させていく
フェーズ3 ”Declining”(5月下旬から6月30日)
感染者の数を1,000〜2,000人に減少させる
プラス1 ”Post pandemic” (2022年7月1日以降)
「流行病」から「風土病」への対策に移行
【表1:「3プラス1」計画1】
【引用画像:https://news.thaipbs.or.th/content/313473】
「風土病」の死亡率の上限
疾病管理局(กรมควบคุมโรค)長官の「オパス博士」(นพ.โอภาส การย์กวินพงศ์)は、Covid-19を「風土病」とするためには、死亡率を0.1%まで減らす必要があると述べました。
現在のCovid-19での死亡率は0.19% – 0.2%となっており、現在の半分に死亡率を減らす必要があります。ただ、現在のCovid-19による死亡者の内2~3割はCovid-19とは直接関係のないケースもあるとしています。
「オパス博士」は記者から「風土病」への移行が予定通り可能かの質問に対して、計画通りに遂行すれば可能であると回答しています。
【ニュース深堀り】
各フェーズのタイ入国時の検査・隔離対応、およびブースター接種率目標
記事では詳細を取り上げていませんが、以下の表の通りタイへの旅行者へ入国時の対応や、国内でのブースター接種率の目標などを掲げており、予定通りであれば徐々に入国時の検査・隔離対応が緩和されて行きます。以下はその主な要約です。
フェーズ1 “Combatting”(3月12日から4月上旬)
- 入国時の対応:0日目RT-PCR+5日目ATK、ワクチン未接種者10日間の隔離
- 国内ブースター接種目標:45%以上
- 公共交通機関の利用は控える、パブ・バーはクローズ
フェーズ2 ”Plateau”(4月から5月)
- 入国時の対応:0日目、5日目ATK検査、ワクチン未接種者5日間の隔離
- 国内ブースター接種目標:50%以上
- 公共交通機関の利用は控える、パブ・バーはクローズ
フェーズ3 ”Declining”(5月下旬から6月30日)
- 入国時の対応:ワクチン未接種者のみ空港でATK検査
- 国内ブースター接種目標:55%以上
- 公共交通機関の通常利用、パブ・バーはオープン
プラス1 ”Post pandemic” (2022年7月1日以降)
- 入国時の対応:PCR、ATK検査は実施しない
- 国内ブースター接種目標:60%以上
- 公共交通機関の通常利用、パブ・バーはオープン
【表2:「3プラス1」計画2】
【引用画像:https://news.thaipbs.or.th/content/313473】
まとめ、感想
2022年7月1日のCovid-19「風土病」移行のため、死亡率を低下させるためには以前取り上げた記事(関連記事1)にあるように、高齢者へのブースター接種が有効となると思います。
2022年4月13日- 17日のソンクラーン(タイ正月)休み中の対応についても来週3月18日に会合が予定(関連記事2)されていますが、今回の「3プラス1」の計画に従うものと思います。
今後計画通りに対策が進み「風土病」となれば、ようやく日常が戻ってきそうです。
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