「GOサイン！ワクチン未接種でタイ入国可能、検疫なし・空港でATK検査」6月1日より更なる規制緩和発表。ワクチン未接種・未完了者に朗報 “ไฟเขียว! ไม่ฉีดวัคซีนบินเข้าไทยได้ ไม่ต้องกักตัว ตรวจ ATK ที่สนามบิน”

今回の記事（2022年5月20日 ThaiPBS）では、2022年5月20日行われたCOVID-19状況管理センターの会議で、タイへの入国時のワクチン未接種・未完了の人への検疫が撤廃される調整が承認されたという話です。

COVID-19情報センターの発表

2022年5月20日のCOVID-19状況管理センターの会議において、スポークスマンのタウィーシン博士（นพ.ทวีศิลป์ วิษณุโยธิน）により、2022年1月1日から5月18日までに100万人以上がタイに訪れたと述べ、6月1日からの入国規制の緩和を発表しました、

１．検疫の撤廃・検査の簡素化

入国時の検疫が撤廃され、入国時の検査が簡素化されました。

１．ワクチン未接種またはワクチン接種未完了の旅行者ではタイ到着72時間以内のProfessional ATKまたはRT-PCRの検査結果を提示。

２．ワクチン未接種またはワクチン接種未完了で検査結果が無くても、タイ到着時に空港でProfessional ATKでの検査を実施。

 ２．タイ人向けThailand Passの撤廃

• 外国人の入国者はThailand Passへの登録が必要
• タイ人はThailand Passの登録が必要なし（現在タイ人の入国は全体の12～20％）

 ３．タイ人向けThailand Passの撤廃

１．外国人向けThailand Passの登録が簡素化され、必要な情報は以下となります。

１）ワクチン証明 または検査結果
２）保険
３）パスポート

２．登録が完了するとすぐにQRコードが発行
３．外国人は健康保険は10,000USDを継続
４．QRコードを使用して航空券を購入
５．タイ到着後は入国時チェックに従う

非常事態宣言の延長

今回の発表で2022年6月1日～7月31日まで非常事態宣言の延長が承認されました。今回で18回目の延長となります。

【ニュース深堀り】

COVID-19状況管理センターのFacebook

以下はCOVID-19状況管理センターの2022年5月20日のFacebook上の発表内容になります。

6月1日からの管理規制地域の更新

今回の発表では管理規制地域が2022年6月1日付けで以下のように更新されます。（前回の更新は2022年5月1日）黄色の高監視地域が減り、緑・青色の地域が増加しました。

• 黄色（高監視地域）　65 → 46
• 緑色（通常監視地域） 0 →　14
• 青色（観光パイロット地域）　12 → 17

【画像引用：Covid-19情報センターのFacebookより】

まとめ、感想

今回のCOVID-19状況管理センターの発表は2022年6月1日からはワクチン未接種・未完了であったも到着時の検疫の必要がなく、タイ人向けにはThailand Passの登録が必要なくなるという変更でした。

ただ、外国人のThailand Passの登録と10,000USDの保険加入の条件は変わらないとなり、ワクチン接種が完了している外国人のタイ入国にとってはあまり恩恵のないものとなりました。

「風土病」化についてもまだ明言されていないため、更なる緩和についてはまだ様子見という感じで、非常事態宣言も7月末までの延長が決定されています。感染者も減り、タイ全土の管理規制地域も減少していますので、完全回復まではもう少しといったところでしょうか。