「バンコク都知事候補者が歩道の木に選挙看板を設置することを禁止するよう選挙管理委員会へ要請」バンコク都知事選の選挙活動開始。歩道の大看板は選挙違反？ “ร้อง กกต. ห้ามผู้สมัครผู้ว่าฯ กทม.-ส.ก. ติดป้ายหาเสียงกับต้นไม้ ขวางทางเท้า”

今回の記事（2022年３月30日 Thairath）は、「スリスワン氏」が「バンコク都知事選」に際して樹木などに設置されている選挙看板が運転手へ安全、環境保護に反すると指摘し、公道などで選挙看板設置を禁止するように選挙管理委員会に訴えたという話です。

バンコク都知事選挙

タイの選挙管理委員会が「バンコク都知事選」と「バンコク都議会議員選」の選挙日を2022年5月22日と発表しています。候補者の申請期間は2022年3月31日～4月3日までです。

【画像：歩道の電柱に掲げられている候補者の選挙看板】

＊撮影は2022年3月30日で まだ申請期間中のため候補者番号は空欄

• ผู้ว่าราชการ กทม.＝バンコク都知事
• ส.ก.＝สมาชิกสภากรุงเทพมหานคร＝バンコク都議会議員

選挙看板問題

地球温暖化防止協会（สมาคมต่อต้านสภาวะโลกร้อน）の会長である「スリスワン氏」（นายศรีสุวรรณ จรรยา）は、選挙看板が多くの運転手が目に付くように歩道の樹木などに設置され、

運転手の視界を遮り危険なだけでなく、樹木を守る環境政策へも被害があると指摘しています。

また「スリスワン氏」は現在のタイの５G時代であるので看板を使用した選挙活動は古く、情報システムを使用した活動をすべきと言っています。

選挙看板の種類・選挙看板の規定

「スリスワン氏」は記事で、過去には以下のような看板が設置されたことがあると指摘し、使用はタイプ１のみで十分であると発言しています。

• タイプ1（42 X 30 cm）木や電柱に貼るタイプ
• タイプ2（1.30 X 2.45 m）木や電柱に固定されるタイプ
• タイプ3（4 X 7.5 m）イベント・集会などで利用

【地方選挙管理法での選挙看板の規定】

地方議会委員会または地方選挙管理法の2019年第71条では以下のように規定しています。

「選挙活動に関する発表や看板の設置は敷地内のみとし、選挙管理委員会または管轄の選挙管理委員会によって規定されたサイズ、規模を超えないこと。」

＊มาตรา 71 แห่ง พ.ร.บ.การเลือกตั้งสมาชิกสภาท้องถิ่นหรือผู้บริหารท้องถิ่น พ.ศ. 2562
“การปิดประกาศหรือติดแผ่นป้ายเกี่ยวกับการหาเสียงเลือกตั้งจะกระทำได้เฉพาะในสถานที่ รวมทั้งมีขนาดและจำนวนไม่เกินที่คณะกรรมการการเลือกตั้งหรือผู้ซึ่งคณะกรรมการการเลือกตั้งมอบหมายกำหนด”

規定でも「敷地内のみ」としているため、公道にある電柱、樹木、信号機なども当然これに当てはまらないとしています。

【ニュース深堀り】

選挙法違反事項

2022年3月30日（Thairath）の別の記事（関連記事）では、バンコク選挙委員会がバンコク都知事選にて選挙法違反となる２つの事項をあげています。これらの違反行為は賄賂にあたり、候補者の資格を取り消されるとしています。

• 知事候補者が支持者とパーティーを実施する
• 知事候補者が支持者へ贈り物を渡す

＊当たり前のことですが、大事なことです。

まとめ、感想

バンコク都知事は2014年のクーデター後の2016年にアサウィン氏がなり、現在も知事を務めています。2022年のバンコク都知事選にも再選のため候補者として名前をあげています。

ほぼ10年ぶりのバンコク都知事選となるため、都民の関心も高いと思われます。間もなく候補者が出そろい、タイ正月返上での選挙合戦が繰り広げられるのではないでしょうか。

いつも思いますが、クリーンで公平な選挙をお願いしたいと思います、

選挙看板が今後撤去されるのか、交通事故の話題に敏感な昨今でどうなるか気になります。ただ、バンコクでは既に選挙看板での陣取り合戦が始まっているようです。