「タイしゃぶ店が大反論 1,000バーツの罰金事件 2kgの食べ残し証拠で論破」どちらが正しい？ タイしゃぶ店では深刻な死活問題に ”ร้านชาบูดังโต้กลับ หลังดราม่าค่าปรับ 1,000 บาท งัดหลักฐานสู้ กินเหลือเกือบ 2 กก.”

今回の記事（2022年3月28日  KhaosodOnline）は、ナコーンパトムのタイしゃぶのお店で食べ残し2kgに対して罰金1,000バーツを科されたお客が不満を投稿したことに対して、そのタイしゃぶ店のオーナーがFacebookで対応が正しいことを反論したという話です。

＊以下の画像はすべて店のオーナーのDaw ThunyawanさんのFacebookより
＊見出し画像も同様に引用

【画像：Daw Thunyawanさんのタイしゃぶ店】
　

食べ残しに罰金1,000バーツ

2022年3月27日にタイしゃぶのお店（1人258バーツの食べ放題）で客7人が食事をし、食後の会計で食べ残しが２㎏あることを指摘され、その罰金1,000バーツを合わせて客は支払いを済ませ、店を後にしました。

その後、客の一人が店への不満を投稿し、店側が鍋の中の食べ残しや水などを含めて重さを増やす調整をした訴えました。

また店側は頼んだ豚肉ではなく翡翠麺（บะหมี่หยก）を持ってきてお腹をいっぱいにさせたと不満を述べています。

【画像：1000バーツ罰金のレシートと不満の投稿】
　

＊なおこの投稿は既に閲覧不可となっています。

”Daw Thunyawan”さんの反論

同日、店のオーナーである”Daw Thunyawan”さんは、お客が投稿した持ち帰った物の画像と店の厨房に戻された食材の画像を引用し、不正なことはしていないとFacebook上で反論しています。

”Daw Thunyawan”さんのタイしゃぶ店のルール

”Daw Thunyawan”さんが自らのFacebook上で以下の様に今回の対応・店のルールを以下のように明らかにしました。

１．食べる前にスタッフが毎回説明しているように、制限時間時間内であれば無制限に注文できます。食べきれない場合は100g当たり50バーツの罰金を請求します。

２．計量される食べ物は肉のみで、水と野菜は含みません。ただしお客様の注文にあったベビーコーン２本を付けています。

３．残ったトレーには1.7kgの肉と鍋の中に0.3kgの肉がありました（通常の肉のみで豚肉のくずや水は無し）
店ではすべてがコストになることをご理解下さい。私たちはお客様が好きなだけ食べることを禁じていません。注文したものが来ない場合は私たちの責任です。

４．店では食べ物が間違ってきた、麺が多い場合などは5分以内であれば返品で可能です。店からの提供が誤っていたものがあれば謝罪します。

＊鍋の中も見るのは鍋の中に煮たままにするお客様がいるからです。しかし、食べくずや水は含みません。

＊これ以外にも 食べ放題の制限時間は1時間30分、時間を1分過ぎるごとに10バーツの追加徴収、揚げ物を残した場合は1個あたり10バーツ というルールもあります。

【ニュース深堀り】

PPTV HD 36 のニュース報道

以下はYoutubeチャンネル「PPTV HD 36」のニュース報道の動画です。

警察への被害届（2022年3月29日更新）

”Daw Thunyawan”さんのFacebookでは今回の事件により店の評判が落ちたことを懸念し、警察への被害届を出したことを伝えています。

罰金のレシートだけを見て自分の正しい反論について見てもらえないことを危惧しており、理解してくれている人に感謝を伝えています。

まとめ、感想

タイでは食べ放題のビュッフェ形式のタイしゃぶ店が多くあり、競争も激しい状況です。

必要なだけを食べてもらい、ロスが出ないようにどこのお店でもルールを設けていますが、このような店と客のトラブルのニュースはタイでは良く目にします。

風評被害による店側の損失は大きなものになります。店側もルールの説明の徹底と食べる側もルールを守り、お互い苦い思いをせずにおいしく食事をしたいものです。