「2022年7月1日抽選の「デジタル宝くじ」完売。合計987,786人の購入者」第2回デジタル宝くじ 3日で完売。従来販売への救済はあるのか? “สลากดิจิทัล” งวด 1/7/65 จำหน่ายหมดแล้ว มียอดผู้ซื้อ 987,786 ราย

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【今回の役立つ単語】“สลากดิจิทัล”=デジタル宝くじ、จำหน่ายหมด=完売

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「2022年7月1日抽選の「デジタル宝くじ」完売。合計987,786人の購入者」

“สลากดิจิทัล” งวด 1/7/65 จำหน่ายหมดแล้ว มียอดผู้ซื้อ 987,786 ราย 

  • “สลากดิจิทัล”=デジタル宝くじ
  • งวด=抽選
  • จำหน่าย=販売する
  • หมด=終わる
  • ยอด=合計
  • ผู้ซื้อ=購入者
  • 987,786 ราย=987,786人


“สำนักงานสลากฯ” เผยการจำหน่าย “สลากดิจิทัล” งวดวันที่ 1 ก.ค. 2565 จำนวน 5.15 ล้านฉบับขายหมดแล้ว พบมีผู้ซื้อ 987,786 ราย พร้อมเตรียมพิจารณาขายเพิ่มขึ้น เพื่อเป็นไปตามความต้องการของตลาด

  • “สำนักงานสลากฯ”=宝くじ事務所
  • เผย=明らかにする
  • การจำหน่าย=販売
  • จำนวน=数量
  • 5.15 ล้าน ฉบับ=515万部(ฉบับ=部数)
  • ขายหมดแล้ว=完売
  • พบ=発見する、分かる
  • พร้อม=準備ができた
  • เตรียม=準備した
  • พิจารณา=検討する
  • ขายเพิ่มขึ้น=販売を増やす
  • เพื่อ=のため
  • เป็นไปตาม=に従って
  • ความต้องการ=需要
  • ตลาด=市場

「宝くじ事務所」は2022年7月1日の「デジタル宝くじ」の販売を発表し、515万枚が完売し、購入者が987,786人いたことが分かりました。市場の需要に応じて販売増やす準備ができました。

今回の記事(2022年6月19日 Thairath)は、2022年7月1日抽選の「デジタル宝くじ」が販売開始から3日で完売されたことを発表したという話です。

*前回の「デジタル宝くじ」の販売状況・課題については以下を参照してください。

「5地域の宝くじ局は解決策を陳情【小売の割り当てを増やすか、販売価格を1枚100Bに値上げするか】」デジタル宝くじ販売好調の裏に悲劇。政府調整は必至。 "กลุ่มสลาก 5ภาค ขอความเห็นใจเสนอทางออก “เพิ่มโควต้ารายย่อย หรือ ขึ้นราคาขายเป็นใบละ 100“"
【タイ】5つの地域の宝くじセンターの世話役であるプラサーン氏は、今回のデジタル宝くじの販売が6月2日からパオタンアプリを通して販売され、多くの人々から良い反応を受け取り、デジタル宝くじの販売は売り手と買い手に良い結果をもたらしたと明した。

「デジタル宝くじ」完売

2022年6月19日9:30に政府宝くじの歳入局長のラウォン氏(นายลวรณ แสงสนิท)は、2022年7月1日抽選の宝くじが「パオタン」アプリを通して2回目の販売が実施され、割り当てられた5,151,500枚の「デジタル宝くじ」が完売したと明らかにしました。

販売が開始された2022年6月17日から前回よりも1日以上短く3日目朝には完売しました。購入者は 987,786人と発表されています。

「デジタル宝くじ」のメリット

デジタル宝くじのメリットとして、定価での購入、簡単に購入が可能、紛失する心配がない、当選の報告も「パオタン」アプリからあり、報酬の受け取りも便利としています。

「デジタル宝くじ」の販売数増加を検討

政府の宝くじ委員会は2022年6月23日に行われる会議で、今回の2回目の「デジタル宝くじ」の販売の結果と従来の紙での販売者とデジタルでの販売とのバランスとを考慮し「デジタル宝くじ」の販売数を調整するとしています。

【ニュース深堀り】

2022年6月から始まった「デジタル宝くじ」は以下の問題の解決と未解決の問題があります。

高額な宝くじ問題の解決

タイでは以前より定価80バーツの宝くじは販売店により定価よりも高額で販売されており、購入者からは不満の声が上がっていました。政府の宝くじ委員会ではこの問題に対して「デジタル宝くじ」の販売で解決したと強調しています。

実際に今回の「デジタル宝くじ」の販売は、登録された10,303の販売店が仕入れて「パオタン」アプリを通じて販売される仕組みとなっています。

障害者への宝くじ割り当ての問題

前回の記事でも取り上げましたが、従来のように店頭やパネルを利用した路上での販売を行う人にとって今回のデジタル宝くじの販売は向かい風となっています。多くの人はデジタル宝くじで購入し、店舗での売上が減ってしまっているからです。

特に障害者にとっての宝くじの割り当てが5冊(500枚)と限られており、1枚の販売利益が9.6バーツであるため1か月4,800バーツの収入にしかなりません。現在も割り当てを1,000枚に増やして収入を倍にできるように調整を依頼しています。

政府宝くじ事務所の報告では、1回に発行されている宝くじ740万枚の内、障害者・高齢者へ直接割り当て約200万枚(社会福祉団体・退役軍人団体を含む)としており、その割合は全体の27.04%に留まっています。

【画像:従来のパネルを使用した宝くじ販売】
タイ宝くじ
【画像引用:https://www.thairath.co.th/scoop/theissue/2411312】

まとめ、感想

2022年6月17日から第2回目の「デジタル宝くじ」の販売が開始され、前回よりも1日以上短い3日での販売完了となり、販売は好調です。今後「デジタル宝くじ」の発行枚数は増加の報告に調整される可能性が高く、従来の販売者はより厳しい状況が続きそうです。

最近の報道では宝くじを定価以上の高額で販売していたことを問題として「デジタル宝くじ」でその解決を強調していますが、実際には宝くじが売れずに生活に困る従来の販売者も多く、別の記事では定価より安い79バーツで販売する販売店も出ています。

現在店舗やパネルを使って販売している人たちもすべてデジタル販売に移行できれば解決する気もしますが、移行できない人たちは切り捨てられてしまいそうな勢いです。

デジタル宝くじの販売数量は増加されるのか、従来の販売者への救済はあるのか、6月23日の検討の結果をまた確認したい思います。

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