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”พ่อแม่ “หมอกระต่าย” ยื่นฟ้อง สตช. ส.ต.ต.ขี่บิ๊กไบค์ชนดับ 72 ล้านบาท”
- สตช.=สำนักงานตำรวจแห่งชาติ (Royal Thai Police) =タイ王国国家警察
- ส.ต.ต.=สิบตำรวจตรี=伍長(タイの警察の階級で最も下)
- ยื่นฟ้อง=訴訟を起こす
- บิ๊กไบค์=Big Bike
- 72 ล้านบาท=72,000,000バーツ
พ่อ-แม่ “หมอกระต่าย” ยื่นฟ้องศาลเรียกค่าเสียหายจากสำนักงานตำรวจแห่งชาติ และส.ต.ต.นรวิชญ์ ขี่บิ๊กไบค์พุ่งชนจนเป็นเหตุเสียชีวิต 72 ล้านบาท ชี้ให้เห็นหากหมอยังอยู่สามารถหาเงินได้ 200 ล้านบาท
- ศาล=裁判所
- เรียกค่าเสียหาย=損害賠償を請求する(ค่าเสียหาย=損害)
- เสียชีวิต=亡くなる
- ชี้=指摘する
- หาก=もし
- สามารถ=可能な
- 200 ล้านบาท=200,000,000バーツ
「クラターイ医師」の両親はタイ王国国家警察庁とビッグバイクで死亡させたノラウィット伍長を相手取って、裁判所に損害賠償を請求する訴訟を起こしました。医師が生きていれば2億バーツを収入があったと指摘しました。
今回の記事(2022年2月17日 Thairath)は、2022年1月23日にバンコクのパヤタイ通りの横断歩道で、医学部の眼科医であるワララック医師(พญ.วราลัคน์)「クラターイ医師」が、
当時現役の警察官であったノラウィット伍長(ส.ต.ต.นรวิชญ์)の運転するビックバイクで轢かれ、33歳で亡くなった事故に対し、2022年2月17日、ご両親が「タイ王国国家警察」と「ノラウィット氏」を相手取り損害賠償を民事裁判所へ請求する訴訟を起こした話です。
*事故の詳細については、同サイト内の以前の記事をご覧ください
損害賠償請求額と「クラターイ医師」の生涯年収
今回の損害賠償請求額は7,200万バーツとなります。これにはその他の損害として葬儀費用・支援の欠如による費用も含まれ、事故発生からの利息も請求されます。
今回の損害賠償請求は、第1の被告「タイ王国国家警察」、第2の被告「ノラウィット氏」としており、双方の連帯責任としています。
また、今回「クラターイ医師」が医師を引退するまでの生涯年収は2億バーツと試算されています。
「タイ王国国家警察」が被告となる訳
今回「ノラウィット氏」個人だけの責任でなく「タイ王国国家警察」も被告となっている理由は、「ノラウィット氏」が事故を起こしたのは勤務時間中で、バイクで「バンコク首都圏警察本部 」(บชน.=กองบัญชาการตำรวจนครบาล)へ行く途中のものだったためです。
「バンコク都」への損害賠償請求
記事では、バンコクではドライバーの98%が横断歩道で止まらないという調査結果を受け、横断歩道を管理・維持する行政への責任にも言及し、バンコク都へ損害賠償請求も起こす予定とのことです。
【ニュース深堀り】
タイの年間交通事故死亡者数
2022年2月22日 (Thairath)の記事(関連記事)では、この損害賠償請求についてまとめ、現在タイで年間に発生している交通事故死者数が2万人を超えており、負傷者も含めるとその損害は甚大なであると伝えています。
タイは東南アジアで交通事故死亡率がトップ
2022年2月17日(SDG MOVE)の記事(関連記事)では、WHOの2018年の世界の交通事故に関する報告を引用し、東南アジアの交通事故死亡者が10万人当たり最も高い国がタイであるとしています。(*全世界でも9位)
【2018年 東南アジアの住民10万人あたりの死亡者数】*多い順
- タイ 32.7人(日本 4.1人 *タイは日本の約8倍)
- ベトナム 26.4人
- マレーシア 23.6人
- ミャンマー 19.9人
- カンボジア 17.8人
- ラオス 16.6人
- パプアニューギニア 14.2人
- ティモール・レステ 12.7人
- フィリピン 12.3人
- インドネシア 12.2人
- シンガポール 2.8人
【WHO Death on the Road 2018のタイ検索結果】
【引用:https://extranet.who.int/roadsafety/death-on-the-roads/#country_or_area/THA】
*このリンクから他国の状況も参照できます。
まとめ、感想
「クラターイ医師」の死亡事故から約4週間が経ち、ようやく損害賠償請求額が明らかになりましたが、想像通り高額な請求額となりました。これにより、警察・行政・ドライバーの意識も変わっていくのではないでしょうか。
今回タイの路上では至る所に危険が潜んでいることも分かりました。ハンドルを握るドライバーの方は安全運転を、歩行者の方は安全確認をどうぞお忘れなく。
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