「【連続殺人犯】の性格を知る【エム・サイヤナイド】が友人を殺害した事件に社会が震撼」青酸カリ連続殺人事件 犠牲者14人! 死のシェアサークルとは “ทำความรู้จักลักษณะของ “ฆาตกรต่อเนื่อง” หลังสังคมผงะกับคดี “แอม ไซยาไนด์” ฆ่าเพื่อน”

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【今回の役立つ単語】
“ฆาตกรต่อเนื่อง”=連続殺人犯、ไซยาไนด์”=シアン化物

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「【連続殺人犯】の性格を知る【エム・サイヤナイド】が友人を殺害した事件に社会が震撼

“ทำความรู้จักลักษณะของ “ฆาตกรต่อเนื่อง” หลังสังคมผงะกับคดี “แอม ไซยาไนด์” ฆ่าเพื่อน”

  • ทำความรู้จัก=知る
  • ลักษณะ=性質、性格
  • “ฆาตกรต่อเนื่อง”=連続殺人犯(ฆาตกร=殺人、ต่อเนื่อง=連続して)
  • หลัง=後で
  • สังคม=社会
  • ผงะ=驚く、震撼する
  • คดี=事件
  • “แอม ไซยาไนด์”=Am Cyanide =エム・サイヤナイド(Cyanide =シアン化物)
    *今回の事件上のエム容疑者の共通の呼び名
  • ฆ่า=殺す
  • เพื่อน=友達、友人


คดีสะเทือนขวัญที่กลายเป็นพาดหัวข่าวในขณะนี้ คือ คดีที่ นางสรารัตน์ (ขอสงวนนามสกุล) หรือ แอม ผู้ต้องหาที่เกี่ยวพันการเสียชีวิตอย่างปริศนาของ น.ส. ศิริพร ขันวงษ์ หรือ “ก้อย” ชาว จ. กาญจนบุรี ขณะไปปล่อยปลากับเธอเมื่อวันที่ 14 เม.ย. ซึ่งสังคมจับตาว่าอาจเข้าข่าย “ฆาตกรรมต่อเนื่อง”

  • สะเทือนขวัญ=恐ろしい、ショッキングな
  • กลาย=になる
  • พาดหัวข่าว=一面記事(見出し=พาด)
  • ในขณะนี้=現在
  • นางสรารัตน์ =サラーラット氏(Ms.)
  • แอม=エム(サラーラットのニックネーム)
  • (ขอสงวนนามสกุล)=名字は控えさせて下さい(มสกุล=名字)
  • ผู้ต้องหา=容疑者
  • เกี่ยวพัน=関連する
  • การเสียชีวิต=死亡
  • อย่าง=ような
  • ปริศนา=謎の、不可解な
  • น.ส. ศิริพร ขันวงษ์=シリポーン・カンウォン夫人(Mrs.)
  • “ก้อย”=ゴイ(シリポーン夫人のニックネーム)
  • ชาว=人々
  • จ. กาญจนบุรี=カンチャナブリ県
  • ขณะ=時
  • ปล่อยปลา=プロイ・プラー(魚の放流 *タイの徳を積む行為)
  • กับเธอ=彼女(彼)と
  • เมื่อวันที่ 14 เม.ย.=4月14日(เม.ย.=เมษายน 4月)
  • จับตา=注視する
  • อาจ=かもしれない
  • เข้าข่าย=となる

現在一面を飾っているショッキングな事件は、Ms.サラーラット(名字は秘匿で)エムが 4月14日に一緒にプロイ・プラーをしに行ったカンチャナブリ県出身の シリポーン・カンウォン夫人(ゴイ)の不可解な死に関連して容疑者となった事件。 社会が注視しているこの事件は「連続殺人」となる可能性があります。

今回の記事(2023年4月29日 BBC Thai)は、現在タイ社会を震撼させているシアン化物を使用した殺人事件でエム容疑者が逮捕され、現在犠牲者が14人となる猟奇的な「連続殺人」に発展しようとしているという話です。

1.エム・サイヤナイド の容疑

2023年4月25日 シアン化物を使用して殺人を行った罪サラーラット氏  นางสรารัตน์ รังสิวุฒาภรณ์(エム แอม)36歳女性 に逮捕状が取られました。エムの家からはシアン化物の瓶が見つかっており、殺されたシリポーン夫人の体内の物質と一致しました。

メディアでは容疑者であるサラーラット氏を「エム・サイヤナイド」 “แอม ไซยาไนด์” (Cyanide =シアン化物)と呼んでいます。

*「シアン化物」はシアン化合物、青酸化合物とも呼ばれ、シアン化カリウムは「青酸カリ」のことです。

2.エムへの逮捕状

 2023年5月3日タイ警察はでエム・サイヤナイドに対して殺人および殺人未遂の容疑で12件の逮捕状を取られ、彼女の周辺で発生した不可解な死亡事件についても情報を収集中です。今後も犠牲者が増える可能性があります。*参考記事内では本名で掲載

<エムへの殺人・殺人未遂容疑の逮捕状>

  1. 女性 34歳:2020年12月13日 心不全で死亡。現金6万バーツを失う。
  2. 男性 35歳:2021年1月6日 カンチャナブリ県で冠状動脈性心臓病で死亡。エムの口座へ の6万バーツの送金を確認。
  3. 男性 36歳(警察官):2022年8月10日 ナコンパトム県で循環・呼吸不全で死亡。
  4. 女性:2022年8月15日 ペッチャブリー県で死亡。
  5. 女性 44歳:2022年9月12日 ラチャブリ県 PTTガソリンスタンドで脳出血により死亡。携帯電話1台、金のネックレスとブレスレット、口座から30万バーツを失う。
  6. 男性 35歳: スティサック氏(デー) นายสุทธิศักดิ์ พูนขวัญ(แด้)エムの内縁の夫
    2023年3月12日 ウドンタニ県の自宅で不整脈により死亡。8バーツの金のブレスレット、10万バーツ相当のお守り、および現金を失う。
  7. 男性 38歳(警察官) : 2023年4月1日 ナコンパトム県の自宅で循環・呼吸不全のため死亡。現金1万バーツ、口座から14万バーツを失う。
  8. 女性 33歳:2022年4月14日 ラーチャブリー県の Ban Pong埠頭で心不全により死亡。ブランドバッグ1個、携帯電話1台、および現金5万バーツを失う。
  9. 女性 39歳:2022年8月10日 サムットサーコーン県マハチャイ市場で血液酸性化により死亡。
  10. 女性 39歳:2022年11月20日 ナコーンパトム県で死亡(原因不明)
  11. 女性:2022年9月10日 ナコンパトム県で死亡(原因不明)
  12. 女性 36歳:ガーンティマー夫人(プラー) น.ส. กานติมา แพสอาด (ปลา)
    唯一 病院で治療を受けて一命を取り留めた彼女は、2022年9月 ロビンソンデパートでエムから薬を飲まされた際に胸の圧迫感、呼吸困難、手のしびれが発生していました。エムは25万バーツの借金がありました。

<捜査中>

  1. 女性 :2020年8月23日 ナコンパトム県で心臓発作により死亡。
  2. 女性 40歳:2020年11月25日 ムクダハン県ブンカン移民警察官の妻。エムは10万バーツの借金。

3.エムの殺人の動機

毒殺された人に共通していることはエムに金銭を貸している、またはタイで「レンシェア」”เล่นแชร์”とよばれる複数人で出し合った資金を運用し、その利益を配当として受け取る仕組みにエムと共に参加していました。メディアでは今回のこのグループを「死のシェアサークル」”วงแชร์มรณะ”と呼んでいます。

*「レンシェア」は実際には運用を行わずに元本から配当を行い、それを利益と偽って受け取る詐欺も多くあります。

現在警察ではエムの殺人の動機は彼女には多くの借金があり、金品を騙し取るだけの身勝手な殺人としています。

4.シアン化物の入手経路と殺害方法

エムのシアン化物の入手経路はまだ分かっていません。エムの姉は薬剤師ですが、タイでは産業省が定めた有害化学物質であるため薬局では手に入れることができません。

エムは事件発覚時にシアン化カリウム UN1680(青酸カリ)のボトルを埋めて証拠を隠滅しようとしたことが分かっています。警察は現在エムがシアン化物を購入する際に利用した宅配業者などを調べています。

エムは殺害時に減量用の薬として青酸カリ入りのカプセルを渡したり、食事や飲み物に混入させて摂取させて殺害したとされています。

5.エムの精神状態と今後について

エムは今から5年前に精神疾患の治療を受けたことが分かっていますが、2年間の投薬を続けた後に使用を止めています。検察側はエムには判断能力はあり、窃盗目的とした殺人としての立件に自信を持っています。

エムには警察中佐の元夫(現在辞職済み)がおり3年前に離婚していますが、現在もエムとの関係が続いているとされています。エムは現在妊娠4か月であり、その子供の父親は元夫であるしていますが、確認にはDNAの検査が必要です。

2023年5月3日 その元夫にもに横領・ほう助、文書偽造の罪で逮捕状が出され、取り調べが始まりました。

タイの法律では死刑囚が「妊婦」の場合、生まれた子供が満3歳まではその刑を執行することができません。子供が3歳になった際に養育者がいなければ、育児施設に預けられることになります。

まとめ、感想

タイで前代未聞の連続殺人事件が発生しました。容疑者のエム(36歳女性)は青酸カリを使用し、2020年から2023年4月までの間に金品などの窃盗目的で14人を殺害したとされています(1名は殺人未遂)。犠牲者はまだ増える可能性があります。

殺害された人の中には警察官や警察官の家族も含まれており、エムの元夫も警察官であったことから、元夫の関与も疑われています。今後、このような残忍な犯行が行われた動機や、元夫の関与、そしてシアン化物の入手経路についても明らかになると思われます。

たった数万~数十万バーツのために殺害されてしまった人たちの無念さや、残された家族の怒りと悲痛な思いは計り知れません。同様な事件が再び起こらないように徹底的な原因の究明と対応策の検討が求められます。

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