「2023年総選挙:カセサート大学の政治学協会は【選挙】の世論調査の結果を公開。最終コーナーに近いのは誰か?」首相候補1位はやはりあの人、連立の行方は!? “เลือกตั้ง2566 : สมาคมรัฐศาสตร์ ม.เกษตร เปิดผลโพล “เลือกตั้ง” ใครเป็นใคร-ใกล้โค้งสุดท้าย”

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【今回の役立つ単語】
เลือกตั้ง=選挙、พรรคเพื่อไทย=タイ貢献党、พรรคก้าวไกล=進歩党

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「2023年総選挙:カセサート大学の政治学協会は【選挙】の世論調査の結果を公開。最終コーナーに近いのは誰か?」

“เลือกตั้ง2566 : สมาคมรัฐศาสตร์ ม.เกษตร เปิดผลโพล “เลือกตั้ง” ใครเป็นใคร-ใกล้โค้งสุดท้าย”

  • เลือกตั้ง2566=選挙 2023
  • สมาคม=協会、学会
  • รัฐศาสตร์=政治学
  • ม.เกษตร=カセサート大学(ม.=มหาวิทยาลัย)
  • เปิด=公開する
  • ผล=結果
  • โพล=POLL=世論調査
  • “เลือกตั้ง”=選挙
  • ใครเป็นใคร=誰が誰?
  • ใกล้=近く
  • โค้งสุดท้าย=最終コーナー


สมาคมรัฐศาสตร์ ม.เกษตร เปิดผลโพล ระบุให้ “แพทองธาร” เป็นนายกฯ รองลงคือ “พิธา” ส่วน ส.ส.แบบเขต จะเลือกคนของ “เพื่อไทย” มากที่สุด รองลงมาคือ “ก้าวไกล” และ “พลังประชารัฐ” ขณะที่แบบเขต จะเลือก “เพื่อไทย-ก้าวไกล-พลังประชารัฐ” ตามลำดับ

  • ระบุ=特定する、認識する
  • “แพทองธาร”=ぺートンターン・チナワット氏(นางสาว แพทองธาร ชินวัตร)
  • นายกฯ=首相
  • รองลงคือ=続いて
  • “พิธา”=ピター・リムジャルーンラット氏(นายพิธา ลิ้มเจริญรัตน์)
  • ส่วน=部分、部門
  • ส.ส.=สมาชิกสภาผู้แทนราษฎร=下院議員
  • แบบเขต=選挙区
  • เลือก=選ぶ
  • “เพื่อไทย”=タイ貢献党
  • มากที่สุด=最も多い
  • “ก้าวไกล”=進歩党・前進党
  • “พลังประชารัฐ”=国民国家の力党
  • ขณะที่=一方で
  • ตามลำดับ=それぞれ、順に従う

カセサート大学の政治学協会は世論調査の結果を公開し、首相には「ぺートンターン」続いて「ピター」、下院の小選挙区では「タイ貢献党」続いて「進歩党」「国民国家の力党」、比例代表では「タイ貢献党 – 進歩党 – 国民国家の力党」の順でした。

今回の記事(2023年4月29日 ThaiPBS)は、カセサート大学政治学協会が 5月14日に迫ったタイ総選挙に関する首相候補、政党の支持率について世論調査の結果を公表した話です。

*見出し画像も同参考記事から引用

1.2023年選挙 世論調査

2023年4月29日、カセサート大学政治学協会世論調査センター (PSAKU Poll) と政治・政策分析研究所 (OPPS) が2023年タイ総選挙の第1回のオンライン世論調査の結果を公表しました。

世論調査は2023年4月18日~28日の期間に実施され、回答した有権者の構成は以下の様になっています。 *タイも18歳から選挙権があります。

  • 有権者 2,987人
  • 男性(50.03%)
  • Y世代 28~42歳 (31.0%)
  • 仏教徒 (76.2%)
  • 中立的な政治的イデオロギー (48.8%)
  • 独身者 (54.8%)
  • 準学士号・学士号取得者 (59.1%)
  • 従業員、民間企業の社員(26.7%)
  • 平均月収 15,000 バーツ以下 (32.4%)
  • バンコクとその周辺に居住 (34.5%)
  • 都市部に居住(59.2%)

*2023年に実施されたNIDA POLLのウドンターニーでの世論調査の記事はこちらから。

「世論調査【ウドンターニーの人々がどの政党を選ぶか】予想通り「イン - タイ貢献党」が1位と発表」【5月14日タイ総選挙】タクシン元首相の娘は新首相になれるか?"โพล เผย "คนอุดรธานีเลือกพรรคไหน" ตามคาด "อิ๊งค์-เพื่อไทย" มาอันดับ 1"
【タイ】NIDA POLLは2023年の選挙の世論調査「ウドーンターニーの人々はどの政党を選ぶか」の結果を公表し、予想通り「ぺートンターン - タイ貢献党」が第1位、「ピタ氏」「ビッグトゥ氏」がそれぞれ2位、3位となりました。

2.首相になって欲しい人

今回の選挙で首相になって欲しい人の割合は以下の通りです。

1. ペートンターン・チナワット氏(タイ貢献党) 28.6%
น.ส.แพทองธาร ชินวัตร(พรรคเพื่อไทย)
2. ピター・リムジャルーンラット氏(進歩党) 21.7%
นายพิธา ลิ้มเจริญรัตน์(พรรคก้าวไกล)
3. プラウィット・ウォンスワン将軍 (国民国家の力党) 12.7%
พล.อ.ประวิตร วงษ์สุวรรณ(พรรคพลังประชารัฐ)
4. プラユット チャンオチャ将軍(タイ団結国家建設党) 9.0%
พล.อ.ประยุทธ์ จันทร์โอชา(พรรครวมไทยสร้างชาติ)

回答者の 8.1% は首相となる候補者を未決定。

3.選挙区の候補者

選挙区でどの政党の候補者に投票するかについては以下の通りです。

1. タイ貢献党 34.4%
2. 進歩党 24.0%
3. 国民国家の力党 13.3%
4. タイ団結国家建設党 8.2%

回答者の 7.4% は候補者を未決定。

4.比例代表

比例代表でどの政党に投票するかについては以下の通りです。

1. タイ貢献党 33.2%
2. 進歩党 24.5%
3. 国民国家の力党 13.6%
4. タイ団結国家建設党 9.0%

回答者の 7.7% は政党を未決定。

5.首相候補者の支持構成について

1. ペートンターン・チナワット氏(タイ貢献党)

  • 女性 (426/829)
  • X世代 43~57歳 (281/829)
  • 仏教徒 (721/829)
  • 無党派層 (397/829)
  • 独身者(482/829)
  • 準学士号-学士号取得者(508/829)
  • 従業員、民間企業の社員(294/829)
  • 平均月収 15,001~ 30,000 バーツ (279/829)
  • バンコクとその周辺に居住 (251/829)
  • 農村部に居住 (481/829)

2. ピター・リムジャルーンラット氏(進歩党)

  • 女性 (355/628)
  • Z世代 18~27歳 (312/628)
  • 仏教徒 (426/628)
  • 無党派層 (364/628)
  • 独身者(4426/628)
  • 準学士号-学士号取得者(465/628)
  • 学生/大学生 (265/628)
  • 平均月収 15,000 バーツ以下 (318/628)
  • 南部に居住 (188/628)
  • 都市部に居住 (348/628)

3. プラウィット・ウォンスワン将軍 (国民国家の力党)

  • 男性(355/628)
  • Y世代 28~42歳 (218/367)
  • 仏教徒 (273/367)
  • 無党派層 (193/367)
  • 独身者(273/367)
  • 準学士号-学士号取得者(184/367)
  • 従業員、民間企業の社員(165/367)
  • 平均月収 15,001~ 30,000 バーツ (187/367)
  • バンコクとその周辺に居住 (206/367)
  • 都市部に居住 (279/367)

4. プラユット チャンオチャ将軍(タイ団結国家建設党)

  • 男性(140/262)
  • X世代 43~57歳 (155/262)
  • 仏教徒 (206/262)
  • 無党派層 (129/262)
  • 既婚者(151/262)
  • 準学士号-学士号取得者(132/262)
  • 退職者・無職(70/262)
  • 平均月収 30,001~50,000 バーツ (76/262)
  • バンコクとその周辺に居住 (121/262)
  • 都市部に居住 (224/262)

6.世代別首相候補・政党の支持構成

  • Z世代 18~27歳
    ピター・リムジャルーンラット氏(進歩党) (312/796)
  • Y世代 28~42歳
    ペートンターン・チナワット氏(タイ貢献党) (266/897)
  • X世代 43~57歳
    ペートンターン・チナワット氏(タイ貢献党) (281/861)
  • 団塊世代(Baby Boomer) 58~76歳
    プラユット チャンオチャ将軍 (タイ団結国家建設党) (75/334)

Z世代では15.83%が首相候補者の投票を未決定

7.都市部・地方での支持構成

都市部ではぺートンターン氏、ピタ―氏の支持が高く、地方(農村部)ではぺートンターン氏(481/1183) の支持が高くなっています。

8.有権者の決定要因について

今回の世論調査では有権者の投票の決定要因について、金銭的・個人的な関係よりも政策やより民主主義的立場を重要視した候補者・政党に投票するという結果をまとめています。

9.今回の選挙の傾向について

政党では「タイ貢献党」が依然として人気があり優勢ですが「進歩党」が若い世代の支持を受けて票を伸ばしています。「タイ貢献党」は一党単独での首相選出を望んしていますが、現実は難しく「連立政権」となる可能性が高いです。

多くの有権者が「タイ貢献党」と「進歩党」が手を組むことを望んでおり、これにより下院(500人)の6割の 300人を達します。しかし、憲法上の首相選出のためには下院と上院 250人を足した過半数となる 376人が必要です。

現政権の支持基盤となっている「国民国家の力党」の支持率が以前よりも増えており、首相選出のためには「国民国家の力党」と手を組むことや他の複数の政党とも組むことも模索しなければいけない状況になっています。

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