「世論調査【ウドンターニーの人々がどの政党を選ぶか】予想通り「イン – タイ貢献党」が１位と発表」【5月14日タイ総選挙】タクシン元首相の娘は新首相になれるか？”โพล เผย “คนอุดรธานีเลือกพรรคไหน” ตามคาด “อิ๊งค์-เพื่อไทย” มาอันดับ 1″

今回の記事（2023年3月12日 Thairath）は、NIDA POLLがウドーンターニーで実施した2023年選挙に関する世論調査で、予想通りタクシン元首相の次女ペートンターン氏を首相候補とする「タイ貢献党」が１位となり、その調査結果を発表したという話です。

1．タイ2023年下院議員総選挙

2023年2月21日にタイ プラユット首相は下院を3月に解散すると発表し、2023年5月14日に総選挙が実施されることになりました。

各政党では首相候補を選出しており、選挙後の首相選で新首相が選出されます。2017年4月の新憲法により下院500人および上院250人の計750人のよる投票結果により首相が指名されます。

【参考：タイ議会について】

「【スラチャート」氏が下院議員の議席獲得、ラクシー・チャトチャックの人々に感謝」タイの議会と政党はどうなってるの？"สุรชาติ" แห่ขอบคุณชาวหลักสี่-จตุจักร หลังคว้าเก้าอี้ ส.ส."

【タイ】「【スラチャート」氏が下院議員の議席獲得、ラクシー・チャトチャックの人々に感謝」タイ貢献党は「スラチャート・ティヤントーン」を選挙で勝せてくれたラクシー・チャトゥチャックの人々に感謝しました。

newsdethaigo.com

2022.01.31

２．NIDA POLL 世論調査

国立開発行政研究所 (NIDA สถาบันบัณฑิตพัฒนบริหารศาสตร์ ) の世論調査センター NIDA POLLが2023年2月24日から3月2日の間に実施した「ウドーンターニーの人々はどの政党を選ぶか」として次回総選挙に関する世論調査の結果を明らかにしました。

調査はウドーンターニーの18歳以上の選挙権を持ち、教育、職業、収入について各層の人々を単純無作為抽出で抽出し、電話での聞き取りにより1,020のサンプルを回収、95.0％の信頼度を持ちます。

3．2023年下院総選挙 ウドーンターニー世論調査結果

１「新首相として支持する人は？」

２「選挙区の議員で投票する可能性の高い政党は？」

＊プラユット首相は前回の首相選で「国家国民の力党」からの選出でしたが、党内で内部分裂して新党の「タイ団結国家建設党」に移籍し、プラウィット副首相が「国家国民の力党」の首相候補となっています。

３「政党名簿比例代表で選択したい政党は？」

【ニュース深堀り】

県別の下院議席数

2023年5月に実施されるタイ下院総選挙についてはタイWikipediaに詳しい記載があります。（関連記事）

その中で選挙区についての記載があり、2023年2月にタイ選挙管理委員会は１選挙区の有権者の人数を165,225人と発表しています。今回調査対象となったウドーンターニーの議席数は９議席となっており、以下は議席数の多い県です。

1. バンコク　33議席
2. ナコンラチャシーマー 16議席
3. コンケーン、チェンマイ、ウボンンラーチャターニー 11議席
4. チョンブリ、ブリラム　10議席
5. ナコンーシータマラート、シーサケット、ソンクラー、ウドーンターニー ９議席

まとめ、感想

2023年2月21日にタイ下院の解散が発表され、2023年5月14日に下院の総選挙が実施されます。ウドーンターニーで実施された世論調査では予想通りタクシン元首相の次女ペートンターン氏を首相候補とする「タイ貢献党」が6割を超える圧倒的支持を受けているという結果となりました。

前回の2019年下院総選挙では、2017年の法改正により現在の政権維持が優位になる処置がされ、2014年のクーデーターにより誕生した現政権が現在まで続いています。しかし今回 プラユット首相が「タイ団結国家建設党」への移籍、プラウィット副首相が「国民国家の力党」と別々の政党で戦う構図となりました。

次回の選挙で「タイ貢献党」の獲得予想は310議席、上院＋下院の750議席の単独過半数を確保するには375議席となり、更に65議席が必要です。上院の票を集めるために「国民国家の力党」との連立の噂もあります。総選挙まで後2か月、これから暑い選挙戦が繰り広げられそうです。