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“SPRC ออกแถลงการณ์ยันน้ำมันรั่วแค่ 47,000 ลิตร”
- SPRC=บริษัทสตาร์ปิโตรเลี่ยม รีไฟน์นิ่ง จำกัด มหาชน
= Star Petroleum Refining Public Company Limited - แถลงการณ์=声明、宣言、公式声明
- ยัน=確認
- รั่ว=漏れ
- แค่=たった
- ลิตร=リットル
สตาร์ปิโตรเลี่ยมฯ ออกแถลงการณ์ฉบับที่ 11 ยืนยันตัวเลขน้ำมันดิบรั่วในทะเลแค่ 47,000 ลิตร หรือ39 ตัน หลังถูกสังคมตั้งคำถามตัวเลขไม่นิ่ง คพ.กังวลถ้าไม่ชัดอาจส่งผลต่อระบบนิเวศ
- สตาร์ปิโตรเลี่ยมฯ=Star Petroleum
- ฉบับที่ 11=第11号の書類
- ยืนยัน=確認する
- ตัวเลข=数字
- น้ำมันดิบ=原油
- รั่ว=漏れ
- สังคม=社会
- นิ่ง=穏やか、安定
- คพ.=กรมควบคุมมลพิษ=汚染防止局
- กังวล=懸念する、心配する
- ชัด=はっきりする
- ส่งผล=結果
- ระบบนิเวศ=生態系
Star Petroleumは第11号の公式声明で、海に流出した原油の数字はわずか47,000リットル(39トン)であることを発表しまた。質問された数字は安定していません。 汚染防止局では、流出量が不明な場合の生態系への影響の可能性を懸念しています。
今回の記事(2022年2月5日 Thai PBS)は、原油流出事故を起こしたチョンブリ県マプタプットにあるStar Petroleum Refining Public Company Limitedが出した公式声明第11号(2022年2月4日)によると、
流出量は当初の予想を下回る47,000リットル(39トン)であったため、汚染防止局はその数字が不確かであった場合の生態系への影響を懸念しているという話です。
不確かな油流出量と環境・補償への影響
記事では、その公式声明には当初の想定20~50万トンの量と一致していることも付け加えています。
ただ、記事では、過去の油流出量の質問に対し、流出当初4万リットル、1月26日16.7万リットル、1月29日は5万リットル、そして今回は4.7万リットルと、発表するごとに数字が変わっていることを指摘しています。
最後に記事では、汚染管理局は油流出量を重要視しており、環境への影響や被災した市民への補償の計算のもととなるため、引き続きこの流出量が適当であるか調査を続けるとしています。
【ニュース深堀り】
サメット島観光への影響
今回の油流出事故で、以前取り上げた2022年2月4日のサメット島アオプラオには油は到達していないと発表した記事がありました。
現在までの不確かな情報のため、旧正月の書入れ時であった観光地のサメット島は宿泊施設などほぼキャンセルとなり、シーフード店でもほとんど売り上げがなく、2021年1月31日のニュース記事では、現地の悲痛な叫びを伝えています。
ニュースでは、生け簀ににある生け簀にある魚も、化学物質などの汚染の可能性があるため海水を替えることが出来ず、このまま腐ってしまうと嘆いています。
汚染物質、水質調査の状況
2022年2月4日のThai PBSの関連記事で、汚染防止局は、2月4日までに69トンの廃棄物、18トンの汚染水、12トンの汚染物質、39トンの汚染された砂を回収しています。
しかし、これからでは、実際に流出した油流出量を計算することは難しいそうです。
また現在、近隣の8カ所を海水をサンプリングし、重金属(水銀、銅、カドミウム、鉛、鉄)と全石油系炭化水素(TPH)が含まれていないかの分析を開始し、結果を待っている状況です。
海底生物への影響
2022年2月6日のThai PBSの関連記事で、チュラロンコン大学の研究員は、今回の油汚染により、海底のサンゴが一時的に生殖機能が阻害されて繁殖できなくなる可能性を指摘しています。
サンゴの繁殖時期は2月~4月とされており、影響のあった場合は回復するまでには3~5年はかかるとしています。
現在のサメット島、メーランプーンビーチの状況
現在タイのYoutubeの報道(2022年2月5日 Nation Online)では、サメット島で事故のあった西側とは反対の東側にあるサイ・ゲーオビーチでも油の様な黒い物質が浜に流れ着いているという情報もあり、現在も観光客の足は遠のいている状況です。
また、被害を受けたメーランプーンビーチの油汚染はきれい片付いている状況ですが、汚染の影響を恐れ、誰も海に入って泳いだり、シーフードを食べたりしていないとのことです。
まとめ、感想
ようやく観光も再開という中、観光で生計を立てる事業者にはあり得ない事故だったと思います。今後も油汚染の影響が明らかになると思いますが、まだ数年単位でのケアが必要になりそうです。
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