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“ย้อนประวัติศาสตร์ชื่อนั้นสำคัญไฉน ทำไมชาวโลกเรียก “กรุงเทพฯ” ว่า “Bangkok”
- ย้อน=振り返る
- ประวัติศาสตร์=歴史
- สำคัญ=重要な
- ไฉน=どうして
- ชาวโลก=世界の人々(ชาว=人、โลก=世界)
- เรียก=呼ぶ
- “กรุงเทพฯ”=クルンテープ
ท่ามกลางดราม่าค้านการเปลี่ยนชื่อภาษาอังกฤษของเมืองหลวงไทยจาก “Bangkok” เป็น “Krung Thep Maha Nakhon” โดยเก็บชื่อเดิม “Bangkok” ไว้ในวงเล็บ ทำให้หลายคนอดสงสัยไม่ได้ว่า คำว่า “บางกอก” หรือ “Bangkok” ไม่ดีตรงไหน จึงต้องลุกขึ้นมาเปลี่ยนชื่อให้เกิดความสับสนวุ่นวายแก่ชาวโลก
- ดราม่า=Drama
- เมืองหลวง=首都
- เปลี่ยน=変更
- วงเล็บ=括弧
- สงสัย=疑問に思う
- ไม่ดีตรงไหน=どこが悪いの?
- ความสับสนวุ่นวาย=混乱(สับสน=混乱、วุ่นวาย=混沌、カオス)
タイの首都の英語名を”Bangkok”から”Krung Thep Maha Nakhon (Bangkok)”と元の名前を残して括弧書きにするという騒動の中、世界の人々を混乱させるような名前の変更をしたことで、多くの人々は なぜ”Bangkok”(บางกอก)という言葉のどこが良くないのか疑問を持ったことでしょう。
今回の記事(2022年2月19日 Thairath)は、先日2022年2月16日に発表のあったタイの首都の英語名変更の発表について、なぜ”Krung Thep Maha Nakhon (Bangkok)“という ”Bangkok” を括弧書きとする名前に変更したのか、”Bangkok” の名称の歴史から読み解こうという話です。
「バンコク」(บางกอก)の語源について
S.プラーイノーイ氏(*タイのドキュメンタリー作家)の著書「バンコク物語 “เล่าเรื่องบางกอก”」の中で、アユタヤ王朝時代(*1352-1767)から現在のバンコクは「クルンテープ “กรุงเทพฯ” 」と呼ばれていたと記されています。
では、この「バンコク “บางกอก”」が何語から、また何の言葉を語源としているのでしょうか?これには諸説あります。*บาง=ここでは集落、村などの意味
- その地域はオリーブ(มะกอก)の森だったから
- チャオプラヤー川が蛇行しているから
- いくつかの場所にこぶ(โคก)のある島(เกาะ)があったから
記事では、当時この地域ではオリーブ(มะกอก)があったことから ”บางมะกอก” が”บางกอก” に短く省略されたのではと推測しています。
王室医師「SmithMalcolm医師」“หมอสมิธ มัลคอล์ม” の説
当時王室の医師であったSmithMalcolm氏(*Malcolm Arthur Smith イギリス人 1875-1958)の著書「サイアムの法廷医師 “A Physician at the Court of Siam”」の中に “บางกอก” の記録があります。
ここでは、“บาง”は「村 ”หมู่บ้าน”」“กอก”は「果物の一種」であると記しています。
16世紀のヨーロッパで知られたこの言葉は、タイにいたポルトガル人により伝わったとされています。
タイ人翻訳家「Luang Santhan Wittayasit」氏(หลวงสันธานวิทยาสิทธิ์)の説
De Javasi牧師(บาทหลวง เดอ ชวาสี)の手紙の翻訳家であるタイ人のLuang Santhan Wittayasit氏が、その手紙の翻訳の中で ”บางกอก” について記録しています。
ここでは、”บางกอก”とはトンブリー県(จังหวัดธนบุรี)を意味し、“บาง”とは「沼地 “บึง”」、 “กอก”は「水 “น้ำ” 」(氷になる手前)または水が土になる、低地が丘になるなどの意味があるとしています。
ただし、“กอก”が何語であるかは言及していません。
タイ人翻訳家「Luang Santhan Wittayasit」氏 説その2
*なお、Luang Santhan Wittayasit氏のタイ版Wiki(引用:Wiki “หลวงสันธานวิทยาสิ”)では、バンコクの川が非常に蛇行している様をマレー語で「Benkok」という言い方があり、当時タイに来ていたマレーの人にそう呼ばれたという説も紹介しています。
*Google翻訳で「日本語 → マレー語」にして日本語で「曲がった」と入力すると。。。
(皆さんの目で確かめてみて下さい)
「Bangkok」が公式な言葉になるまで
西洋の地図や文書の中には「バンコク ”บางกอก”」の様々な英語名があり”Bancoc”, ”Bancok”, ”Banckok”, ”Bankoc”, ”Banckock”, ”Bangok”, ”Bancocq”, ”Bancock”があるとのことです。
”Bangkok”という名称はタイのフランス人司教がパリ本部への定期報告で使用され、タイのモンクット国王(พระบาทสมเด็จพระจอมเกล้าเจ้าอยู่หัว)(*ラーマ4世 在位1851-1868)が外国への手紙で最初に使用してから公式の言葉となりました。
「クルンテープマハーナコーン…」世界一長い名前を持つ都市
現在のタイの首都であるバンコクは、現在の1782年4月21日から始まるチャクリー王朝(ราชวงศ์จักรี)で首都として制定され、ラーマ1世(พระบาทสมเด็จพระพุทธยอดฟ้าจุฬาโลก) (*在位1782-1809)により命名されました。
[ラーマ1世版]
“กรุงเทพมหานคร บวรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์”
そして、ラーマ4世(在位1851-1868)の時代に、”บวรรัตนโกสินทร์”が“อมรรัตนโกสินทร์”に変更になり現在の名称となっています。
[ラーマ4世版](現在)
“กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์”
記事の最後では、皆さんもご存じの通り、この名前は世界で最も長い名前を持つ都市としてギネスブックにも登録されていると伝えています。
まとめ、感想
今回の記事から”Bangkok“という名称については、当時諸外国(特にヨーロッパ)では通称となっていた”Bangkok“を公式に使用したことが始まりという歴史があり、タイとしてはその名称に大きな思い入れは無いというのが分かります。
私たちもタイに敬意を払い、正式名称をすべて覚えるのは難しいですが、せめて公式な名称の ”Krung Thep Maha Nakhon“(クルンテープマハーナコーン)は、言えるようにしておいても良いのではないでしょうか。
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