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ครม.เห็นชอบจัดซื้อยา “ฟาวิพิราเวียร์ – เรมเดซิเวียร์” แทน “โมลนูพิราเวียร์”
- ครม.=คณะรัฐมนตรี=内閣
- เห็นชอบ=同意する
- จัดซื้อ=購入する
- ยา=薬
- “ฟาวิพิราเวียร์=「ファビピラビル (Favipiravir)
- เรมเดซิเวียร์”= レムデシビル」(Remdesivir)
- แทน=代わりに
- “โมลนูพิราเวียร์”=「モルヌピラビル」(Molnupiravir)
ครม.อนุมัติให้กระทรวงสาธารณสุขเปลี่ยนแปลงการจัดชื้อเวชภัณฑ์ยาตามโครงการแก้ไขปัญหาโรคติดต่ออุบัติใหม่ฯ จากโมลนูพิราเวียร์เป็นฟาวิพิราเวียร์และเรมเดซิเวียร์ เพื่อสอดคล้องกับแนวทางเวชปฏิบัติและสถานการณ์โควิด19
- อนุมัติ=承認する
- กระทรวงสาธารณสุข=公衆衛生省
- เปลี่ยนแปลง=変更する
- เวชภัณฑ์ยา=医薬品(เวช=医療)
- โครงการ=プロジェクト、スキーム
- แก้ไขปัญหา=問題を解決する
- โรคติดต่ออุ=感染症、伝染病
- บัติใหม่ฯ=新興の
- สอดคล้อง=に従う
- แนวทาง=ガイドライン
- เวชปฏิบัติ=医療行為
- สถานการ=状況
- ณ์โควิด19 =Covid-19
内閣は新興感染症問題解決プロジェクトで 公衆衛生省の医薬品購入の変更を承認しました。モルヌピラビルからファビピラビル、レムデシビルへ。医療行為のガイドラインとCovid-19の状況に従うため。
今回の記事(2022年3月15日 ThaiPBS)は、2022年3月15日 内閣でCovid-19の治療薬を当初の「モルヌプラビル」の購入から「ファビピラビル」「レムデシビル」に変更の承認を発表したをという話です。
購入変更の内容
「モルヌピラビル」50,000投与量(Dose)から「ファビピラビル」17,065,457錠「レムデシビル」5,166ボトル(Vial)に変更します。
*以前取り上げた記事では、2021年11月に内閣では「モルヌピラビル」を米国 Merck & Co., Inc. から5万コース分、5億バーツの予算が承認していました。
*「ファビピラビル」(アビガン)の詳細についても以下の関連リンクをどうぞ。
購入変更の背景
今回の変更は当初の「新興感染症問題解決プロジェクト」の運用期間2021年10月〜2021年12を延長して2021年10月〜2022年9月までとし、それに合わせた予算と購入方針の変更としています。
公衆衛生省は2022年も引き続きCovid-19の感染が続いていることを受けて、プロジェクトの運営・予算計画の変更の必要があり、治療のために必要な医薬品を十分に確保するための調整としています。
「ファビピラビル」「レムデシビル」の用途・使用状況
「ファビピラビル」
軽度の症状のある患者、肺炎の症状が無い または軽度の肺炎の患者に対して使用し、感染した全患者の87%に使用されています。
*タイで治療された方はお世話になったと思います。
【図:タイ国内で生産されているファビピラビル】
【画像引用:https://www.gpo.or.th/view/462】
「レムデシビル」
重度の症状の患者、または重度でなくても「ファビピラビル」が使用できない場合に使用し、使用率は全ての患者の2%です。
【ニュース深堀り】
2022年3月15日のCovid-19の状況
2022年3月15日の発表と3月10日を比較して見ると新規感染者、ATK陽性者は以前よりも少なくなっていますが、逆に新規死亡者また病院での治療が必要な患者の数が増えていることが分かりました。
【2022年3月15日の状況】
- 新規感染者 19,742人 (+ ATK 13,008人)
- 新規死亡者 70人
- 現在治療中の患者 221,436人
(肺炎の患者 1,390人、人工呼吸器が必要な患者 476人)
【参考:2022年3月6日の状況】
- 新規感染者 22,818人 (+ ATK 33,085人)
- 新規死亡者 52人
- 現在治療中の患者 232,147人
(肺炎の患者 1,124人、人工呼吸器が必要な患者 335人)
【引用画像:https://ddc.moph.go.th/covid19-dashboard】
まとめ、感想
今回、内閣・公衆衛生省はCovid-19は長期化することを前提に、高価な「モルヌピラビル」から国内の「ファビピラビル」を継続して使用する方針に変えた感じでしょう。
現在の感染者が高止まりしている状況で重症者、死亡者が増えています。今後もタイでの治療薬の確保は十分と思いますが、高齢者へのワクチン接種を進め、重症者・死亡者を減らす対策が急務の様です。
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