「Covidによる死亡の多くが高齢者 ブースター接種は37.2％のみ」ブースター接種の遅れの原因は？ 旅行の前にセルフチェックをお願い “เสียชีวิตจากโควิดส่วนใหญ่เป็นกลุ่มสูงอายุ ฉีดเข็มกระตุ้นได้เพียง 37.2%”

今回の記事（2022年4月6日 ThaiPBS）は、2020年4月6日 公衆衛生省のCovid-19の最新情報の発表と来週に控えたソンクラーンの長期休暇に向けたブースター接種強化・セルフチェック対策について伝えたという話です。

2022年4月6日のCovid-19の状況

• 新規感染者 24,252人 （＋ ATK 26,941人）
• 新規死亡者 94人　＊2022年1月1日以降最多
  –
• 累積感染者 1,558,392人（2022年1月1日以降）
• 累積死亡者 3,999人
• 現在治療中の患者　249,078人（ベッド占有率27.8％）
  （肺炎の患者 1,845人、人工呼吸器が必要な患者 782人)

【画像引用：https://ddc.moph.go.th/covid19-dashboard】＊最新の状況が確認できます。

感染予測と実際の推移（重度患者数）

現在 下の図の黄色の線「現状のCovid対策を維持をソンクラーン期間まで実施」を3月より継続しており、黒の線が実際の入院が必要な重度患者の推移となっています。

＊現在予想を超えて重度の患者が増えています。

高齢者へのブースター接種の遅れ

疾病管理局では肺炎などの重度疾患や死亡のほとんどが60歳以上の基礎疾患を持つ高齢者と報告し、60歳以上の高齢者へのブースター接種率が37.2％に留まっている現在の接種の遅れを問題としています。

ただし、以下の7つ県では高齢者への接種が7割を超えています。
・ナーン、ノンタブリー、サムットプラカン、プーケット、マハーサラカン、ランプーン、チャイナート

ブースター接種は死亡率を大幅に下げる

接種が進まない原因は多くの人が2回の接種で安心していると分析しており、3回の接種により未接種の場合と比べて死亡率が31倍も低下するとブースター接種の有効性を訴えています。

5～11歳まで子供への対応

現在5～11歳の子供への1回目のワクチン接種率が50％未満、2回目も2％未満となっており、基礎疾患を持つ子供への重症化・死亡のリスクは依然として高いとしています。

疾病管理局では5～11歳の子供に対して以下のワクチン接種を勧めています。
＊ここでのファイザーは子供用のオレンジキャップ

• ファイザー + ファイザー 8週間隔
• シノバック ＋ ファイザー 4週間隔
• シノバック + シノバック 4週間隔 ＋ ファイザー 4週間隔

ソンクラーン中の感染対策

今回ソンクラーン中の移動制限などはありませんが、公衆衛生省では今までの感染予防対策を徹底し、出かける前にはCovid-19の症状のある場合は自分でATK検査を実施する「セルフクリーンアップ」の対策をお願いしています。

感染していることが分かった場合は外出せずに治療を受けるようお願いしています。

まとめ、感想

ここまでの所、少し予想を上回る感染者・重症患者数の推移を見せています。予想ではソンクラーン期間中に更に増え、4月末から5月頭にかけて感染者のピークを迎えるとしています。

今年も水かけ無し・イベントも規制下での実施となりますが、政府としては重症化・死者を府野菜内容に高齢者へのブースター接種のお願いと感染を増やさないように個人でのセルフチェックをお願いしているという状況です。

入国規制も緩和されてきていることから入出国者も増えてきています。感染対策をしっかりして少しでも感染者を増やさないようにし、安全にソンクラーン休みを過ごしたいところです。