「ホコリの街での生活。2022年バンコク都民はタバコ1,224本吸うのと同じPM2.5を吸い込んでいる」最もPM2.5が酷い月は?AQIの確認方法は? “ชีวิตในเมืองฝุ่น ปี 65 คนกรุงฯ สูด PM 2.5 เทียบเท่าสูบบุหรี่กว่า 1,224 มวน”

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【今回の役立つ単語】ฝุ่น=埃、สูบบุหรี่=タバコを吸う

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「ホコリの街での生活。2022年バンコク都民はタバコ1,224本吸うのと同じPM2.5を吸い込んでいる」

“ชีวิตในเมืองฝุ่น ปี 65 คนกรุงฯ สูด PM 2.5 เทียบเท่าสูบบุหรี่กว่า 1,224 มวน”

  • ชีวิต=生活、命
  • ในเมือง=街で
  • ฝุ่น=埃、粉塵
  • คนกรุงฯ=バンコク都民
  • สูด=吸い込む
  • PM 2.5 *2.5µm以下の非常に小さな粒子
  • เทียบ=比べ
  • เท่า=同じ
  • สูบบุหรี่=タバコを吸う
  • กว่า=より多い
  • 1,224 มวน=1,224本


ฝุ่น PM 2.5 ในปี 2565 พบ กรุงเทพฯ มีวันที่อากาศดีอยู่เกณฑ์สีเขียวเพียง 49 วัน คิดเป็น 13.42% ของทั้งปี น้อยกว่าในปี 2021 ที่มีถึง 90 วัน  เปิดข้อมูล คนกรุงเทพฯ สูดดมฝุ่น PM 2.5 เทียบเท่าการสูบบุหรี่ 1,224.77 มวนในปี 2565 ลดลงถึง 37 มวนจากปี 2564

  • ฝุ่น PM 2.5 ในปี 2565
  • พบ=発見した、分かった
  • กรุงเทพฯ=バンコク
  • มีวันที่=日がある
  • อากาศดี=良い天気
  • เกณฑ์=基準
  • สีเขียว=緑色
  • เพียง=たった
  • คิดเป็น=として考える
  • ของทั้งปี=1年の内の
  • น้อยกว่า=より少ない
  • มีถึง=まである
  • เปิดข้อมูล=情報を開く
  • ลดลง=減少する

2022年にバンコクでのPM2.5の粉塵は緑色の基準を示す晴天の日がたった49日しかなく、これは1年間の13.42%に相当し、2021年の90日よりも少ないです。
情報によればバンコク都民は2022年に1,224.77本のタバコを吸うのと同じくらいのPM2.5を吸い込み、これは2021年より37本少ないです。

今回の記事(2023年2月23日 Thairath)では、バンコクは2022年に発生したPM2.5がタバコ1,224本を吸うのと同じ量だったと報じた話です。

2022年のバンコクのPM2.5の状況

記事では以下のように2022年のバンコクでのPM2.5の状況をまとめています。

  • バンコクでは問題の無い緑色の日がたった49日(1年の13.42%)2021年より90日よりも少ない
  • バンコク都民はタバコ 1,224.77本分に相当するホコリを吸い込み、2021年より31本減少
  • PM2.5の値が最も酷かったのは4月、2020年・2021年では1月

例年1月のPM2.5の値が1年で最も高い。理由は1月は気候も穏やかで、農業のための野焼きや森林火災が発生するため。

タイでのPM2.5指数の基準

タイではPM2.5が健康に大きな影響を与える基準1立方メートルあたり50マイクログラム(50μg/㎥) 以上と定めています。最近基準が見直され37.5μg/㎥以上とし 2023年6月1日から適用されることになっています。

【タイのPM2.5指数 色別】

水色 สีฟ้า: 0~15 μg/㎥
健康に影響なし
黄色 สีเหลือง:15~37 μg/㎥
健康に影響なし
黄色 สีเหลือง:28~50 μg/㎥
健康に影響が少ない。屋外活動も可能
オレンジ色 สีส้ม:51~90 μg/㎥
健康への影響が大きい。屋外の活動は制限、屋外ではマスク着用
赤色 สีแดง: 91 μg/㎥ 以上
健康に深刻な影響。屋外での活動を控え、屋外ではマスク着用

世界保健機関(WHO)が定める健康に害を与える基準は1立方メートルあたり25マイクログラム以上としています。

2021年、2022年のPM2.5値の比較

報道向けのデータを扱うRocket Media LabがThe World Air Quality Index Project の Web サイトの統計とグリーンピースのPM2.5基準を採用して算出した1年間のPM2.5の色別状況は以下となりました。*24時間の平均値にて算出。

【2021年 PM2.5指数 色別】

  • 緑色 90日
  • 黄色 202日
  • オレンジ色 61日
  • 赤色 12日

【2022年 PM2.5指数 色別】(前年比)

  • 緑色 49日(- 41日)
  • 黄色 261日(+59日)
  • オレンジ色 52日(- 9日)
  • 赤色 3日(- 9日)

2022年4月のPM2.5値が最悪

バンコクでは2022年に最もPM2.5の値が高かった月は赤色の3日を含む4月で、2022年4月9日が最も高い 173 μg/㎥を記録しました。2022年のPM2.5が高いワースト3は 4月、12月、1月です。

【2022年4月 PM2.5指数 色別

  • 緑色 2日
  • 黄色 19日
  • オレンジ色 6日
  • 赤色 3日

【2022年12月 PM2.5指数 色別】

  • 緑色 0日
  • 黄色 20日
  • オレンジ色 11日

【2022年1月 PM2.5指数 色別】

  • 緑色 0日
  • 黄色 19日
  • オレンジ色 12日

PM2.5値をタバコに換算すると

カリフォルニア大学バークレー校 地球気候研究所のアメリカ人研究者 Richard A. Muller氏の研究結果では タバコ1本はPM2.5 が 22 μg/㎥に相当すると報告しています。

2022年のバンコクでのPM2.5の値はタバコ 1,224.77 本に相当し、これは2021年の1,261.05本から37本減少しています。

2022年のPM2.5値が最も高い4月単月ではタバコ 163.68 本、最もPM2.5値が低い7月でさえ 64.86本に相当するとしています。

なお、タバコの煙はPM2.5よりも小さいマイクロメートルであるため、実際にはタバコの煙は肺の奥まで到達し通常のPM2.5の粉じんよりも危険とされています。

【ニュース深堀り】

大気汚染チェックアプリとAQI

大気汚染状況についてはスマホのアプリ IQAir AirVisualAir4Thaiなど利用することで各都市の空気質指数 AQI(Air Quality Index)を簡単に確認することができます。

空気質指数 AQIは以下の基準に従い色分けされています。
ウィキペディア 空気質指数より引用】

まとめ、感想

タイは各地でPM2.5による大気汚染の深刻な状況が続いています。バンコクでは特にその状況は酷く、2022年の調査では4月、12月、1月が特にPM2.5の値が高く、タバコに換算すると1年間で 1,244本、最も値の高い4月単月だけで 163本という驚くべき数字になっています。

実際にバンコクに住んで咳が止まらない、喉や呼吸器に問題が出ている方もいらっしゃるのではないでしょうか。Covid-19の規制がマスク着用も解除されつつありますが、屋外ではPM2.5、屋内ではCovid-19のためにマスクがまだ外せない状況です。

4月は雨も降り始める時期でもありますが、2022年4月はPM2.5値が最も高かったという調査結果について、どのような粉じんで構成されているのかその要素が気になります。今後も安心せずに日々のPM2.5レベルを確認し、健康維持のために対策を続ける必要がありそうです。

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