「チョンブリの有名なパブでの火災。13人死亡、20人負傷」パブ火災による大惨事再び。非常口の無い違法な建物で被害拡大。”ไฟไหม้ผับดังชลบุรี เสียชีวิต 13 เจ็บ 20 คน”

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【今回の役立つ単語】ไฟไหม้=火事、火災、ผู้เสียชีวิต=死亡者

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「チョンブリの有名なパブでの火災。13人死亡、20人負傷」

“ไฟไหม้ผับดังชลบุรี เสียชีวิต 13 เจ็บ 20 คน”

  • ไฟไหม้=火事、火災
  • ผับ=Pub=パブ
  • ดัง=有名な
  • ชลบุรี=チョンブリ県
  • เสียชีวิต=死亡
  • เจ็บ=負傷


ไฟไหม้ผับ MOUNTAIN B สัตหีบ ชลบุรี นักท่องเที่ยววิ่งหนีตาย เบื้องต้นพบผู้เสียชีวิต 13 คน เจ็บ 20 คน ตำรวจเร่งตรวจสอบสาเหตุ

  • สัตหีบ=サッタヒープ
  • นักท่องเที่ยว=旅行者
  • วิ่งหนี=逃げる
  • ตาย=死ぬ
  • เบื้องต้น=最初に
  • พบ=発見する
  • ผู้เสียชีวิต=死亡者
  • ตำรวจ=警察
  • เร่ง=急ぎ
  • ตรวจสอบ=調べる
  • สาเหตุ=原因

チョンブリ県サッタヒープにあるパブ MOUNTAIN Bで火災が発生しました。観光客は逃げまどい、当初13人の死者と20人の負傷者を発見しました。警察は急いで原因を調べています。

今回の記事(2022年8月5日 Thai PBS)では、2022年8月5日深夜に起きたチョンブリ県サッタヒープにあるパブ MOUNTIAN Bで火災が発生し 死者13人、負傷者20人と発表、警察で原因を調べているという話です。

MOUNTIAN B 火災発生と被害

2022年8月5日午前1時ごろチョンブリー県サッタヒープ地区プル タ ルアン地区(ม.7 ต.พลูตาหลวง อ.สัตหีบ จ.ชลบุรี)にあるパブ「MOUNTAIN B」で火災が発生しました。

火災発生当時は店内には100人程度の客が居たとされており、火災当初の発表では死者13人(女性4・男性9 17歳~49歳)、負傷者20人と発表されました。

*2022年8月5日午後には病院での1名の死亡が確認され 死者14人、負傷者は41人と発表されています。

消火・救助には20台以上の消防車と複数のレスキューサービスが出動し、火災発生から1時間以上かかって鎮火されました。死者・負傷者は現場近くのクイーン シリキット病院(รพ.สมเด็จพระนางเจ้าสิริกิติ์)に収容・治療を受けています。

MOUNTAIN B
【画像引用:https://news.thaipbs.or.th/content/318158】
*見出し画像にも引用

MOUNTAIN B
【画像引用:https://news.thaipbs.or.th/content/318187】

【ニュース深堀り】

MOUNTIAN B 火災の原因

現在警察が原因の調査を実施していますが、まだ特定できていません。

目撃者の話ではDJブースのステージ横で2回の爆発があったとしており、天井や壁には燃えやすい吸音材で覆われていたため、かなりの速さで火が回ったと証言しています。

*MOUNTAIN Bのオーナーの話では火災前日にステージ裏で天井のライトの修理が行われていたという証言もありますが現在それとの関係は不明。

なぜ被害が拡大したか?

今回の火災で死者14名と負傷者が多数出た原因としてMOUNTAIN Bが法律に従った建物の構造ではないとの指摘がされています。

以前、バンコク エカマイにあったナイトクラブ「Santika」で2008年の大晦日に死者67人、負傷者200人以上となる火災が発生し、その後に厳密な法規制が施行されたとしています。

法律では通常2つの非常口を設置が必要とされ、100~200人の収容施設では3つの非常口400~700人では4~5つの非常口の設置が必要としています。

また天井や壁には燃えやすい素材の使用も規制されています。*消火設備などは記事に記載なし

MOUNTAIN Bは最大で400~500人が収容できるとしていますが、建物には3つの出入り口しかなく、客には正面の1か所の出入り口しか知らされていませんでした。

また、ステージ裏の出入り口は施錠されていたとされ、避難が遅れて被害が拡大した原因となっています。

【MOUNTAIN Bの建物の構造と出入り口】

【画像引用:https://news.thaipbs.or.th/content/318158】

店内は密閉された状態で煙が充満し、酸素が少なくなった状態で正面の出入り口が解放されたことで「バックドラフト」現象が発生したと報告されています。これにより出入り口付近でも数名の方が犠牲となっています。

補償について

死者14名のうちタイの社会保険に加入している人が5名いることが確認されています。社会保険未加入者に対して以下の補償はありません。

社会保険では故人に対して110,000バーツが支給され、内訳は死亡による補償50,000バーツ、葬儀費用20,000バーツ、その他費用40,000バーツとなっています。(1バーツ約3.78円)

負傷者に対しての補償は、チョンブリ県の最低賃金1日336バーツを最高1年までの受け取りと50,000バーツ未満の損害補償を請求ができます。
*詳細は 電話1111 内線77 司法ホットラインへ

また、MOUNTAIN Bのオーナーは警察の捜査官と面会を行い、死亡者の家族、負傷者への補償は個別に相談に応じるとしています。

まとめ、感想

今回の火災については残念ながら2008年大晦日「Santika」で発生した火災による教訓が活かされておらず、建物の構造的にも不備があり、再び大惨事が起きてしまいました。亡くなられた方のご冥福と負傷された方の1日も早い回復をお祈りします。

今回の火災は平日だったこともあり、利用客が少なかったのは不幸中の幸いだったかもしれません。自身の安全のために非常口や消火設備のないパブや施設には絶対に行かないようにして下さい。

チョンブリ県には500~600のパブがあり、そのほとんどがパタヤに集中しているそうです。今後これらの施設に対しても検査が実施されるようですが、今回の火災の責任と原因を名確認し、今後二度と起きないようにしっかり対策をして欲しいものです。

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