「宝くじ局は 【パオタン】での初日午前6時から午後5時まで売上が170万枚突破と発表」「デジタル宝くじ」販売開始。タイ風物詩 宝くじ売りが町から消える? “กองสลาก โชว์ยอดขายผ่าน “แอพพ์เป๋าตัง” วันแรก ตั้งแต่ 6 โมงเช้าถึง 5 โมงเย็น ทะลุ 1.7 ล้านใบ”

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【今回の役立つ単語】สลากกินแบ่งรัฐบาล=政府宝くじ、สลากดิจิทัล=デジタル宝くじ

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「宝くじ局は 【パオタン】での初日午前6時から午後5時まで売上が170万枚突破と発表」

“กองสลาก โชว์ยอดขายผ่าน “แอพพ์เป๋าตัง” วันแรก ตั้งแต่ 6 โมงเช้าถึง 5 โมงเย็น ทะลุ 1.7 ล้านใบ”

  • กองสลาก=宝くじ局(สลาก=宝くじ)
  • โชว์=Show
  • ยอดขาย=売上
  • ผ่าน=通して
  • “แอพพ์เป๋าตัง”=パオタン(*アプリ)
  • วันแรก=初日
  • ตั้งแต่=から
  • 6 โมงเช้า=午前6時
  • ถึง=まで
  • 5 โมงเย็น=午後6時
  • ทะลุ=突破する
  • 1.7 ล้านใบ=170万枚


นายลวรณ แสงสนิท ประธานกรรมการสลากกินแบ่งรัฐบาล เปิดเผยว่า บรรยากาศการเปิดจำหน่ายสลากดิจิทัล ผ่านแอพพลิเคชั่นเป๋าตัง วันแรก ในวันที่ 2 มิถุนายน 2565 ซึ่งเริ่มเปิดจำหน่ายตั้งแต่ 06.00 น. ในภาพรวมเป็นไปด้วยความเรียบร้อยดี

  • นายลวรณ แสงสนิท=ラワン・セーンサニット氏
  • ประธาน=会長
  • กรรมการสลากกินแบ่งรัฐบาล=政府宝くじ委員会(The Government Lottery Office)
    *สลากกินแบ่งรัฐบาล=政府宝くじ
  • เปิดเผยว่า=を明らかにする
  • บรรยากาศ=雰囲気、状況
  • การเปิดจำหน่าย=販売開始
  • สลากดิจิทัล=デジタル宝くじ
  • ผ่านแอพพลิเคชั่น=Application
  • ในวันที่ 2 มิถุนายน 2565=2022年6月2日に
  • ในภาพรวม=概要において、全体として
  • เป็นไปด้วย=のように
  • ความเรียบร้อยดี=順調

政府宝くじ委員会会長のラワン・セーンサニット氏は 初日2022年6月2日の午前6時からパオタンアプリを通しての販売の状況について全体的に順調だったと明らかにしました。

今回の記事(2022年6月2日 Matichon)は、2022年6月2日から政府の宝くじがデジタル化され「パオタン」アプリから購入可能となり、販売初日の午後5時までの販売枚数が170万枚を超えたという話です。

初日午後5時までの販売170万枚

2022年6月2日から政府の宝くじ(สลาก)が「パオタン」(เป๋าตัง) アプリを通して同日午前6時から販売されました。販売開始から同日の午後5時までの累計販売枚数が170万枚を超えました。*「パオタン」は国有銀行であるKrung Thai銀行の決済アプリ

この「デジタル宝くじ」は毎日午前6時から午後11時まで販売され、当選発表日はその日の午後2時までが販売されます。宝くじの値段1枚は80バーツ(約304.5円)

*政府の宝くじの当選発表日は毎月1日と16日です。

購入枚数には制限はありません。6月2日の午後5時までに約42万人がアクセスし170万枚が販売され、1人平均4枚を購入したと報告されています。また、人気のある同じ6つの数字の宝くじ番号はすぐに完売されたとのことです。

宝くじ事務所の増設と今後の対応

宝くじは「パオタン」アプリからだけではなく、各地の宝くじ事務所からの購入も可能です。今回80の新規事務所が設置され、現在合計362か所(バンコク、中央部、東部、東北部)2022年7月1日までには全国すべての県に1,000か所を設置するとしています。

また1回のデジタル宝くじは販売枚数は500万枚となっており、今回の販売ペースを考慮すると5~7日で完売する見込みです。今後需要に合わせて販売数を増やすかどうかは後2回の販売状況と従来の販売方式・デジタル販売とのバランスも考慮して決定するとしています。

【ニュース深堀り】

デジタル宝くじの購入・当選金の受け取り方法

デジタル宝くじは「パオタン」アプリを利用します *現在はタイ国民IDが必要
購入方法、当選金の受け取り方法については以下の動画で詳しく説明しています。

宝くじデジタル化の問題

2022年6月2日のThairath(関連記事)では、同日宝くじの販売員のグループとその弁護士 200人以上がノンタブリーの地方裁判所に集まり、裁判所に保護を求めて申し立てを行いました。


【画像引用:https://www.thairath.co.th/news/local/central/2408905】

「全国草の根宝くじ販売者の会」(กลุ่มผู้ค้าสลากเสรีรากหญ้าทั่วไทย )代表の「サムアーン氏」(นายสำอางค์ ซ่อนกลิ่น)は、今回の宝くじデジタル化に伴う再登録に関連して31,000人の宝くじ販売者が資格を失ったと報告しています。

現在販売資格を得るためにはオンラインでの登録と身元確認を2022年1月1日から1月30日までに実施することが必要となっていました。

しかし、宝くじの販売員は視覚・聴覚障害を持つ人や高齢者が多く、オンライン登録や個人での身元確認はハードルが高いため、申請が間に合わなかった人が25,000人いるということです。また6,000人の人が身元確認の不備で資格を失っています。

調査では2015年時の登録者から50,000人が資格を失ったとしています。

この問題については以前から議論されており、2021年12月27日のThairath(関連記事)では、宝くじ局長が全国で登録済みの15万人の販売員に対して販売できる宝くじを割り当てると発表していました。


【画像引用:https://www.thairath.co.th/news/local/central/2274776】

まとめ、感想

今回の「デジタル宝くじ」のスマホアプリからの販売開始により、誰もが簡単に自分の好みの数字をいつでもどこからでもを買うことが可能となりました。売れ行きも好調ということです。今後は全国に宝くじ事務所も増やすとしています。

ただ「デジタル宝くじ」の販売の問題として、今まで宝くじを販売して収入を得ていた多くの障害のある方や高齢者への販売資格が認められないケースが多数出ており、全体の3割近い約5万人に資格が与えれず、裁判所への異議申し立てが行われています。

「デジタル宝くじ」を進めているのに宝くじ事務所を増やすのは矛盾しているように思えますが、全国での宝くじ販売での収入が必要な販売員への宝くじ配布拠点となるのではと期待していますが、どのようなものか良く分かりません。

問題解決のためには今後も「デジタル宝くじ」販売での収入が必要な人が販売登録ができるようにしたり、販売員が今まで通りの販売資格を得られるように調整が必要と思います。

「デジタル宝くじ」販売が好調になることで、将来的にもしかしたらタイの風物詩である宝くじ売りの人達が町中から消えてしまうかもしれません。

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