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“”วันนอร์” นัดโหวตนายกฯ 4 ส.ค. รอลุ้นศาล รธน. 3 ส.ค.”
- “วันนอร์”=ワン・ノー氏(ワン・ムハマド・ノー氏=นายวันมูหะมัดนอร์)
- นัด=約束する、予定する
- โหวตนายกฯ=首相指名投票
- 4 ส.ค.=8月4日(ส.ค.=สิงหาคม)
- รอลุ้น=(期待して)待つ
- ศาลรธน.=憲法裁判所(ศาลรธน.=ศาลรัฐธรรมนูญ)
“วันนอร์” นัดประชุมรัฐสภา วันที่ 4 ส.ค. มีวาระเลือกนายกฯ และแก้มาตรา 272 รอศาล รธน. 3 ส.ค. หากไม่รับคำร้อง จะเลือกนายกฯ ทันที ยืนยัน “ทักษิณ” กลับไทย ไม่เกี่ยวข้องบทบาทรัฐสภา
- ประชุมรัฐสภา=議会
- วาระ=議題
- เลือกนายกฯ=首相投票
- แก้=修正
- มาตรา 272=272条
- หาก=もし
- ไม่รับ=受理しない
- คำร้อง=請願
- ทันที=直に
- ยืนยัน=確認する
- “ทักษิณ”=タクシン氏
- กลับไทย=タイ帰国
- ไม่เกี่ยว=関係ない
- บทบาท=役割
【ワン・ノー氏】は8月3日の憲法裁判所の首相投票の議題と第272条の修正の対応を待ち、8月4日に議会を予定。もし請願が受け入れられない場合は直ちに首相投票を実施。また「タクシン氏」の帰国については議会の役割には関係ないこと確認。
今回の記事(2023年8月27日 ThaiPBS)では、下院議長のワン・ノー氏が次回の首相指名投票を8月3日の憲法裁判所の対応を待って、8月4日に議会を開き首相指名投票を行うと発表し、タクシン元首相がタイ帰国をする予定であることについて議会とは関係ないと発言したという話です。
1.憲法裁判所への2つの請願
2023年8月3日 9:30からタイ憲法裁判所が オンブズマン(ผู้ตรวจการแผ่นดิน)と前進党からの2つの請願について受理するかについて審議が行われる予定です。以下が2つの請願の内容になります。
【第1の請願 オンブズマン】
前回第2回の議会でピター氏への2回目の首相指投票を実施しなかったことを違憲とする請願。2023年7月19日の議会で議会規則41条「既に否決された動議を再度提案することはできない」に従った投票で首相指名投票が実施されなかったことは、首相指名については正しいプロセスで実施されており 41条に基づく動議には該当しないとする請願。
【第2の請願 前進党】
憲法第272条の改正の請願。憲法第272条は上院250議席が首相指名投票への参加を決めた法律で2019年5月11日から2024年5月11日の5年を期限としており、この期限を早く終わらせるべきとする請願。
*なお、第2の請願は実質的に上院の反対票により首相指名が成立しないため、第272条の期限を早めて以前と同様に上院の影響を無くすことを目的としていますが、過去6回あった動議ですべて上院議員による反対票で請願は否決されています。
2.8月4日の議会での首相指名投票
下院議長のワン・ノー氏は8月3日の憲法裁判所の請願の受理を確認した後、仮に2つの請願がタイ憲法裁判所で受理されなくても8月4日に首相指名投票を実施するとしています。
*しかし、2023年7月28日に第3回の議会でタイ貢献党から首相指名候補者への投票が予定されていましたが、その前日にタイ貢献党からは候補者の発表は無く 議会も延期されました。現状も他党や上院議員への説得はうまくいっていない状況です。
*また憲法裁判所が2つの請願を受理する可能性は低く、現状の8党連立の状況で8月4日にタイ貢献党からの候補者による首相指名投票を行っても前回と結果は変わらないと思われます。
3.タクシン元首相のタイ帰国
2023年8月10日に第23代タイ元首相のタクシン氏 “ทักษิณ ชินวัตร” がタイに帰国します。タクシン氏は2016年のクーデターにより国を追われ、17年ぶりの帰国となります。
ワン・ノー氏によればタクシン氏の帰国は議会での首相指名には関係はないとの発言をしています。
まとめ、感想
2023年7月28日に予定されていた3回目の議会はタイ貢献党からの首相候補者がまとまらないまま延期され、下院議長のワン・ノー氏から8月3日憲法裁判所の請願の受理を見て8月4日に3回目議会を開き、首相指名投票を実施するとしています。
しかし、現状では他党や上院議員からの協力が得られておらず、また憲法裁判所も請願を受理する可能性は低く、このままの具体的な対策のない状況で8月4日の首相指名投票を行っても 同じ結果となる可能性は高いと思われます。
8月10日にタイに帰国するタクシン氏はタイ貢献党の前身であるタイ愛国党(พรรคไทยรักไทย)の元党首であり、下院第2党のタイ貢献党に大きな影響があることは間違いありません。
ただし、帰国後の身柄がどうなるのかの情報も無い状況ですが、現在八方塞がりの首相指名に何かしらの進展をもたらすのか?更に状況が悪化するのか?今後も目が離せません。
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