「金価格を押し上げ　戦争は世界中の株式市場を巻き込む　タイ株は55ポイント下落」タイの株価、金価格、ガソリン価格の推移をまとめてチェック！”ดันราคาทองคำพุ่งทะลัก หุ้นทั่วโลกระส่ำสงครามหุ้นไทยดิ่ง 55 จุด”

今回の記事（2022年3月8日 Thairath）は、ロシア-ウクライナ戦争の影響により、世界の株価を始めタイの株価も軒並み下落し、一方で金価格はタイ国内の最高価格となる状況で、今後のタイでの株価、金価格、原油価格などの見通しについての話です。

タイ株式市場の状況（2022年3月7日）

2022年3月7日のタイ株式市場は、先週から一時55.64ポイント下落して1,616.08ポイントまで下げ、終値は45.02ポイント下落して1,626.70ポイントでした。取引総額は1,278憶6百20万バーツ。

【図：2021年12月末から2022年3月7日までのSET指数推移】
【引用画像：https://www.set.or.th/en/market/setindexchart.html】

タイ証券取引所CEO「パイブーン」氏の見解

記事の中で、タイ証券取引所CEOの「パイブーン」氏は、今年中のSET指数の目標を1,800ポイントとしていますが、短期的には投資には慎重な姿勢をとるべきで、

ロシア‐ウクライナ戦争の長期化による継続的な石油価格の上昇・インフレが続くことで、SET指数は1,600ポイントを下回るとしており、これは世界的な株価の傾向と同じとしています。

金価格の状況

金貿取引協会（สมาคมค้าทองคำ）の会長は 2022年3月7日に金1バーツ（15.16g）の価格が30,900バーツとなり、2020年8月7日に記録した30,700バーツを超え、過去最高額となったと話しました。

またMTS Gold（เอ็มทีเอส โกลด์）のCEOは金価格は戦争が終われば価格は下がるとし、また米ドルに対してバーツの価格が下落した結果で金の価格が上昇していることも指摘し、戦争が長期化することでタイの金価格は31,500バーツに達する可能性があるとしています。

【引用：https://www.intergold.co.th/】＊最新の金価格を確認できます。

タイバーツ対米ドルの状況

2022年3月7日の1米ドルあたりのタイバーツの価格は、終値は先週からわずかに下落し、1米ドル＝32.69バーツでした。

Bank of Ayudhaya（ธนาคารกรุงศรีอยุธยา จำกัด）のマーケティング部門の見解では、今週は1米ドル＝33.00バーツとなる可能性もあり、1米ドル32.50ー33.20バーツの間を予想しています。

原油価格の状況

Thai Oil Public（ไทยออยล์ จำกัด）は、テキサス西部の原油は14年間で最高値を記録して1バレルあたり115.68ドルとなったと報告しています。

【ニュース深堀り】

タイ ガソリン燃料・ディーゼル燃料価格の推移（2022年3月）

タイの2022年3月8日現在までのガソリン燃料・ディーゼル燃料価格の推移を見てみると、既に3月中に4回の価格調整が行われ、ディーゼル燃料の価格は据え置かれていますが、ガソリン燃料は軒並み上昇しています。

【タイ　ガソリン燃料・ディーゼル燃料価格　3月の推移】
【引用：https://www.sanook.com/money/oil-price/】＊最新の価格が確認できます。

まとめ、感想

ロシア‐ウクライナ戦争が長期化する様相の中、世界の株価、金価格、燃料価格に大きな影響を与えています。これからも日用品や食料品などの物の価格やサービスの価格も上がってしていくと思います。

一緒に給与も上がってれたら良いのですが、コロナ禍でもあり、そういう状況でもありませんので、色々節約していかないといけなさそうです。