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“” อ.อ๊อด เผยสาเหตุทางเลื่อนดอนเมืองดูดขา เป็นอุบัติเหตุ นอตยึดแผ่นเพลทมีปัญหา
- อ.อ๊อด=オッド氏(อ.=อาจารย์ =先生・講師)
- เผย=公表する
- สาเหตุ=原因
- ทางเลื่อน=動く歩道
- ดอนเมือง=ドンムアン(空港)
- ดูด=吸い込まれる
- ขา=足
- อุบัติเหตุ=事故
- นอต=Nut=ナット
- ยึด=締める
- แผ่นเพลท=プレート(動く歩道のパレット)
- มีปัญหา=問題がある
“อ.อ๊อด” เผยผลตรวจสอบสาเหตุทางเลื่อนดอนเมืองดูดขา คืบหน้า 80% สรุปเป็นอุบัติเหตุ นอตยึดแผ่นเพลทมีปัญหา
オッド氏はドンムアン空港の動く歩道で足が吸い込まれてしまった原因の調査結果を公表し、進捗率80%でパレットのナットの締め付けに問題のある事故であったと結論付けた。
今回の記事(2023年7月7日 Thairath)は、2023年6月29日朝にドンムアン空港の動く歩道に足が吸い込まれて左足が切断された大事故が発生し、その原因の調査経過が発表されたという話です。
1.動く歩道 片足切断事故発生
2023年6月29日午前8時27分、ドンムアン空港の国内線(ターミナル2)の南側(South Corridor の Pier4 と Pier5の間)の動く歩道を利用していたスパニーさん(女性 57歳)が、動く歩道の降り口付近で左足を挟まれ、膝から下が切断されてしまう大事故に遭ってしまいました。
事故後、スパニーさんはプミポン病院に運ばれ、2023年7月7日時点ではバムルンラード病院で治療とリハビリを続けています。
2.タイ空港公社(AOT)の対応
2023年6月29日、ドンムアン空港を管理するタイ航空公社(AOT)は動く歩道、エスカレーター、エレベーターについての調査委員会を設置し、15日以内に事故原因の究明を行う発表し、被害者への治療費のサポートも行うと発表しました。
今回の事故を受けてドンムアンに空港にある20台の動く歩道は一時閉鎖されました。ドンムアンの動く歩道は1996年より設置(新設6本、旧14本)され、現在まで約27年間使用されています。
設置はHITACHI JAPAN “ฮิตาชิเจแปน”、その後のメンテナンスをSIAM HITACHI “สยามฮิตาชิ”が毎日、毎月、3カ月、1年の点検を実施しており、直近の検査は6月21日に実施されています。AOTでは機器の運用開始前にメーカーが安全証明を発行することを要求しています。
3.事故の原因について
カセサート大学の准教授ウィーラチャイ博士(รศ.ดร.วีรชัย พุทธวงศ์)であるオッド氏が自身のフェイスブック上で80%の調査の進捗結果として、今回は事故であったと説明をしています。
フェイスブック(以下)上では、パレットを支える A B C Dのナットのうち、A B C の位置を固定できておらず、Eの位置に立っていた部分のパレットがずれて左足が下に落ち、その後 動く歩道が停止するまでの10秒の間に厚さ1センチの金属に挟まれて足が切断されたと説明しています。
動く歩道の終端にある黄色のコム(Comb)と呼ばれるくし形の安全装置が一部欠落していた問題は、今回の事件には直接関係は無いとしています。
同氏は今回の動く歩道には5つの安全装置があるものの古い仕組みであると指摘し、スワンナプーム空港では靴ひもが引っかかっただけでも直ぐに停止すると説明しています。最終的な原因調査の発表は以後AOTにより実施されます。
【ウィーラチャイ博士のフェイスブック】
まとめと感想
2023年6月29日朝にドンムアン空港国内線ターミナルの動く歩道のパレットがずれ、利用していた女性が左足を吸い込まれ、膝から下を切断する大事故が発生しました。
幸い、女性は命に別状はありませんが、左足を失い強いショックを受けていたこと、また7月7日時点ではリハビリを始め、松葉付けを使用して1人でトイレに行けるようになったことを女性の息子さんが伝えています。
今回の調査報告では ドンムアン空港側の責任が明らかとなりました。設置メーカーや保守担当者との協議されると思われますが、AOTからの最終的な原因の発表を待ちたいと思います。
タイでは交通事故をはじめ、自身ではコントロールできない不可避な事故に遭遇する確率が高いです。同じような事故を再び起こさないよう、誰もが利用する公共施設・交通機関などでの事故防止や保守管理、更に被害者へのサポートに全力を尽くして欲しいと思っています。
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