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“แม่ค้าโอน 3 แสนผิดบัญชี ธนาคารอายัดให้ไม่ทัน ตามเองได้คืน 1.6 แสน”
- แม่ค้า=女性の業者
- โอน=送金する
- 3 แสน=30万
- ผิด=間違え
- บัญชี=口座
- ธนาคาร=銀行
- อายัด=凍結する
- ไม่ทัน=間に合わない
- ตามเอง=自分で
- คืน=戻す
แม่ค้าชาวสมุทรสาครถึงคราวเคราะห์ โอนเงินผิดเกือบ 3 แสน ไปเข้าบัญชีสาวที่บุรีรัมย์ ติดต่อทั้งคอลเซ็นเตอร์ธนาคารและสาขาแต่โยนกันไปมา ต้องทำตัวเป็นนักสืบเองพบเงินถูกโอนไปหลายบัญชีตามคืนมาได้ 1.6 แสน ที่เหลือโดนบล็อกเบอร์ อยากให้ธนาคารเอาไปเป็นกรณีศึกษา
- สมุทรสาคร=サムットサーコーン(*地名)
- คราวเคราะห์=不運
- เกือบ=ほぼ
- บุรีรัมย์=ブリラム(*地名)
- ติดต่อ=連絡する
- คอลเซ็นเตอร์=コールセンター
- สาขา=支店
- โยนกันไปมา=たらい回しにされる(โยนกันไปโยนกันมา)
- นักสืบ=探偵
- เอง=自分で
- พบ=見つける
- ล็อกเบอร์=電話をロック(連絡できない)
- กรณีศึกษา=ケーススタディ
サムットサーコーンの業者の女性は運悪く、ブリラムの女性の口座に約30万を誤って送金してしまいました。銀行のコールセンターと支店の両方に連絡しましたが、たらい回しにされました。自分で探偵のようにしなければならならず、多くの口座にお金が送金されたことを発見し、16万バーツの返金させましたが、その後は連絡が途絶えました。銀行にケーススタディとして取り上げてもらいたいです。
今回の記事(2022年5月15日 Thairath)は、サムットサコーンの業者の女性が誤って送金してしまった30万バーツについて、銀行での差し止めが出来なかった問題や相手の女性へ返金が進まないことへの苦言についてまとめた話です。
誤送金の発生から銀行への申請まで
2022年4月28日 午前8:30 サムットサコーンで豚肉を取り扱う会社を営む女性ワンさん(น.ส.วรรณ)が、初めて取引を行う業者への支払いをカシンコン銀行のアプリを通して293,439バーツの送金を行いました。
しかし振込み先の業者へ送金の確認を行うと口座番号に誤りがあることを指摘され、確認すると1と7を誤って設定されていたことが分かりました。
実際の送金はワニーさん(น.ส.วณีย์)という人へされたことが分かり、送金元の口座の名義人であるワンさんの夫がすぐにサムットサコーンのカシコン銀行へ行きました。
ワンさんも銀行のコールセンターへ連絡をしたところ、コールセンターでは口座凍結ができず、直接銀行の支店に行く必要があるとの回答でした。
その後、銀行へ行った夫から電話があり、銀行からは「コールセンターに連絡する必要がある」と連絡がありました。また、銀行が確認する証拠を用意しなければならないとのことでした。
同日の午前10時51分に銀行へ証拠を提出するため、サムットサコーン警察署での書類を申請しました。銀行では書類が受理されず、届け出時間を送金時間の8:30に修正するように指示を受けて再度申請し、最後は銀行の本社へ問題を報告するということになりました。
ワンさんのその後の行動、回収開始
ワンさんは銀行ではらちが明かないため、ワニーさんをFacebookで見つけ知り合いと思われる人にも電話をかけてようやくワニーさんの娘への連絡を付けることができました。
ワニーさんの娘にも5万バーツの送金がされており、2万バーツを既に車の支払いのため使用したことを認め、3万バーツの返金と残り2万バーツの分割支払いに同意しています。
その後、ワンさんはワニーさんが1バーツの金とオートバイを購入したことを知り、警察への届け出を行うこと決意しました。
購入した金のお店では3万バーツでの返金がされることとなり、関わった5人から合計15万バーツを回収でき、最後にワニーさんの口座の残高1万バーツが返金されました。
未回収の13万バーツ
最終的に30万バーツ中16万バーツを回収できましたが、残金133,429バーツが未回収です。ワニーさんは残りは既に使ってしまい無いため、代わりに刑務所へ行くと主張しています。
ワンさんは既に訴えを起こしており、法的な手続きを通して解決するとしています。ワンさんも誤って送信したことでこのようになって申し訳ないと思う反面、自分のお金でないものを使用してしまう道徳心を嘆いています。
記事では最後に、銀行がスマホで便利になることを強調する中、顧客がこのような状況になったときに銀行は速やかに対処できるようにするべきではないのかと、この件を例に改善を促しています。
【ニュース深堀り】
報道動画
ข่าวช่อง8のYoutubeサイトではワンさんの誤送金から回収までの苦労の話が動画で報道されています。
誤送金時の対応
2022年5月15日のThairath(関連記事)では、このような誤送金を行った際の対応について解説をしていましたのでまとめました。
- 送金伝票、取引伝票などの送金証拠、送金後に表示される送金確認画面のスクリーンショットとIDカードのコピーを一緒に警察へ届け出を行う
- 自身の銀行へ誤った口座への送金証明を送信
- (銀行側の業務)
・同じ銀行への送金であった場合、銀行は受取人に直接連絡
・異なる銀行への送金であった場合は、受取り先の銀行へ連絡 - 受取人の返金の同意があった場合、送金元の口座への送金処理を実施
- 受取人が返金を拒否・連絡が取れない場合は送金者が法的手段をとるための申し立てを行う必要があり
【画像引用:https://www.thairath.co.th/lifestyle/life/2392966】
銀行職員を名乗る返金詐欺にご注意
記事では誤送金の返金依頼を装い送金させる詐欺に注意するよう述べています。
- 銀行職員の姓名・連絡先を確認
- 銀行名、正式な書類があることを確認
- 自ら銀行へ直接問い合わせをして確認
- 実際に誤送金がった場合は、上記確認後に正しい口座への返金に従って下さい
誤送金を防ぐためには
記事では必ず事前に以下の内容を確認するように注意を促しています。また、銀行は口座のお金を所有者の同意なしに引き出す権限が無いため、誤送金での時間やお金損失は自身の責任にあるとしています。
【送金時の確認事項】
- 預金口座番号を確認。PromptPay番号・携帯電話番号・IDカード番号など
- 受取人の口座名
- 送金する銀行名
- 送金する金額
感想、まとめ
現在スマホの銀行アプリも浸透しており、決済の多くがアプリを通して決済されています。処理が簡単になって誰もが手軽に利用できるようになった分、誤った処理も増えているようです。
QRコードを読み取っての支払いでは口座番号の打ち間違えのリスクはないかもしれませんが、トラブルを事前に防ぐためには送金先や金額などの最低限の確認は必要と思われます。
記事の中でもワンさんは大事にしないために交渉を続けていましたが、自身での解決ができないため裁判などの法的な処置を止む無く取ったとしています。
誤って送った人にももちろん責任はありますが、受け取った側も最低限のモラルは守って欲しいと思います。
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