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“สรรพสามิตปรับ 1 หมื่นบาท “ดองเหล้าบ๊วย” ในร้าน”
- สรรพสามิต=物品税局
- ปรับ=罰金
- 1 หมื่นบาท=1万バーツ
- “ดองเหล้าบ๊วย”=梅酒
เพจ Surathai (สุราไทย) เปิดเผยว่า ชายดองเหล้าบ๊วยในร้านจำหน่ายสุรา ถูกจับปรับ 10,000 บาท จากเจ้าหน้าที่งกรมสรรพสามิต ใน 2 ข้อหา เปลี่ยนแปลงน้ำสุราเพื่อการค้า และ เปลี่ยนแปลงภาชนะบรรจุสุราเพื่อการค้า
- เพจ=Page
- Surathai (สุราไทย)=スラタイ(*Webサイトの名前、「タイの酒」の意味)
- เปิดเผยว่า=と明らかにした
- ชาย=男性
- ร้านจำหน่ายสุรา=酒屋(จำหน่าย=売る、สุรา=酒)
- ถูกจับปรับ=逮捕・罰金を科される
- เจ้าหน้าที่=担当官、警察官
- งกรม=部門
- ข้อหา=告発、申し立て
- เปลี่ยนแปลง=交換
- น้ำสุรา=酒
- เพื่อการค้า=商業目的
- ภาชนะบรรจุ=容器
スラタイ(Surathai)のページで 酒屋で梅酒を販売した男性が「商業目的での酒の交換」と「商業目的での酒の容器への詰め替え」の2つの罪により物品税局の担当官から10,000バーツの罰金を科せられたと明らかにしました。
今回の記事(2022年4月10日 ThaiPBS)は、Facebook ”Surathai”で投稿された自家製の梅酒を販売した酒屋が2つの罪で10,000バーツの罰金が科せられたとの投稿について報道したという話です。
また、今回の記事では最後に日本の梅酒市場についても簡単に解説しています。
自家製梅酒による罰金10,000バーツ
2022年4月8日に物品税局の担当官がある酒屋を訪れました。これは定期的な検査でライセンスの執行が無いかなどの見回りの業務です。この店では酒屋のライセンスの問題はありません。
その際に店の中で作られていた10リットルの梅酒が発見されました。店のオーナーが毎年梅の季節に梅を購入して自家製の発酵梅酒を作成していたものです。また、店の店員はこれをすくって容器に注いだされています。
結果、物品税の担当官は2つの罪により罰金10,000バーツが科せられ、梅酒と共に酒屋の男性はピックアップトラックに乗せられて逮捕されました。
今回の罪は以下の2つです。
- 酒税法 第158条「商業目的の酒の交換」
・罰金 5,000バーツ以下 - 酒税法 第157条「商業目的の酒の容器への入れ替え」
・罰金 5,000バーツ以下
自家製梅酒は違法?
Facebook ”Surathai”では家で梅酒を作ることについても言及しており、商業目的で作っているのはないなければ上記の2つの罪には問われないとしています。
ただし、同サイトでは「許可なく製造された酒を所持している」場合は最高10,000バーツの罰金が科せられると指摘しています。(関連記事)
【リンク引用:”Surathai”Facebookより】
*見出し画像も同サイトより引用
進歩党タオピパップ氏の見解
進歩党(ส.ส.พรรคก้าวไกล)のタオピパップ氏(นายเท่าพิภพ ลิ้มจิตรกร)は自身のFacebookで今回の事件についてコメントし、現在の法律についての疑問と梅栽培農家に対する理解を訴えています。
第192条「違反した製造された酒をで購入・保持している場合は10,000バーツ以下の罰金、その量が1リットルを超えない場合は2,000バーツ以下の罰金を科す」
【画像:第192条の条文と他2条】
【画像引用:タオピパップ氏Facebookより】
タオピパップ氏は梅の年に1回 2月末にしか収穫できず、そのため生産者は加工した商品をより多く生産・販売しており、梅を乾燥させたり、熟した梅でジャム、緑の梅で梅酒を作ったりしていると紹介しています。
日本での梅酒
記事では最後に日本の果物市場において梅酒がより付加価値をもった加工製品の1つとして大成功をあげていると伝えています。
日本の梅酒は通常「焼酎」に砂糖を加えて発酵させた酒で消費期限がなく、保存するほど美味しくなる特徴があり、含まれるミネラル、カルシウムにより疲労回復に効果があり、便秘・下痢の防止、食欲促進にも良いと伝えています。
海外貿易振興局 東京支部(สำนักงานส่งเสริมการค้าในต่างประเทศ ณ กรุงโตเกียว)の調査(2018年)によれば、日本の梅は日本市場で2004年に飽和状態となったため、海外市場の開拓がはじまり、2015年からタイを含め海外への輸出が進んでいます。
【ニュース深堀り】
Kacha Umeshu
先の 海外貿易振興局 東京支部(สำนักงานส่งเสริมการค้าในต่างประเทศ ณ กรุงโตเกียว)の調査資料の中で Tsubaki Food service がタイで製造・販売している「Kacha Umeshu」を紹介しています。
【画像:Kacha Umeshu】
【画像引用:同調査資料より】
原料は和歌山から専門家の指導を受けたタイ北部の農家で栽培された梅を使用しており、梅酒を日本から輸入するよりも税金・輸入コストと比べてメリットがあると伝えています。
また、タイの女性が大きなボトル(750ml)での購入を好まないため、180mlのパッケージを開発してタイでは人気があると伝えています。
タイでは2013年から製造・販売しているようです。日本のものと飲み比べてみては如何でしょうか。
まとめ、感想
今回の事件では販売していたとは書かれていないのですが、酒屋に自家製の梅酒がおいてあれば当然販売目的とみなされて仕方なかったのでしょう。
結果的に自家製の梅酒については販売目的としなければ違法ではないという認識で問題ないと思います。タイ語の梅酒”ดองเหล้าบ๊วย”で検索をしてみると瓶に漬け込んでいる梅酒の画像が山のように出てきますし。
みなさんもルールは守って美味しく頂きましょう。
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